茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

奥田英朗「ナオミとカナコ」(4)

DV夫が出てくるドラマとか見られる気がしなかったので原作読みました (映像は無理だけど活字ならなんとか)

文春第20位作品。

ナオミとカナコ

ナオミとカナコ

 

なんかものすごい連載感あるある。

こんなに行き当たりばったりで殺人やってそれで逃げおおせるとかそれもうすごいね!?っていうのが感想です。防犯カメラのこととか絶対気にせなあかんやつやん!犯罪が露見しないこと前提で物事進めてるけどそれちょっと調べたら一発でアウトなやつやーーん、って読みながらずっと思ってました。ペーパードライバーなのに車で遺体運搬しようとか無謀にもほどがありすぎる・・・ETCが何かもわからず料金所通過しようとするとかほんとに無茶するわー、ないわーー。それなのに結局最後には出国しちゃって、オールオッケー!みたいな。うそーん。

当事者であるカナコはともかく、ナオミがそこまで他人のことに一生懸命になれたのはやっぱり両親のDVによるトラウマ克服っていう理由があったからだろうし、ほんとにDVおとこは滅びろ。ks旦那の妹もksすぎた。自分の保身だけが理由で執拗に迫ってくるの恐ろしかった。っていうか林さんの約束を守ってくれなかったあたりでアッチャーだったんだけど、すごい行き当たりばったりな犯行でよくもまぁまぁってことの連続で、冒険活劇のファンタジーかなって思ったらなんとかおさまった。DVおとこはほろびろ。

ところで腹の子はどうするんだろ。

妊娠したとたんに母性が芽生えるとか絶対嘘だとおもうから(そういう人もいるかもしれないけど)やっぱり書いた人が男の人だなーっていう感想。わたしなら絶対に産まない。

ドラマでは陽子が吉田羊ちゃんで妹じゃなくて姉になってるのね!へー。