茶の間でおま。

本とかテレビとか宝塚とか。

有栖川有栖「狩人の悪夢」(18)

火村シリーズ最新作、待望の長編!! 

狩人の悪夢

狩人の悪夢

 

という帯の文句にすら泣けてくる。火村センセイ尊い。って軽率に言いたくなるくらいには火村センセイが好きですほんとに。もちろんアリスもすきだよ!

火村センセイの見る悪夢と重なる部分も多くて、だからなのか、もしかしたら悪夢の原因が明らかにされる日も近いのではないか、つまりはシリーズの終焉が近いのではないかという恐れと期待が同時にやって来て困る。知りたいけど。でも。というアンビバレンツ。

作家対作家という様相を呈していたせいもあってかアリスが絶好調でした。おもしろかった。火村センセイとのコンビネーションも抜群で長年連れ添った夫婦というのはこういうものかなと思わせるんだけど、あいにくわたしこのふたりをそういう目では見てないので!どこまでも健やかなので!!映像化がどれだけわたしに影響を与えるかしんぱいしてたけどなにひとつ及ぼすものがなかったみたいで安心してる、ってこれ前にも言うたかな。

彼が階段でよろめいたことには何か理由があるのかとおもったんだけど(江沢さんも同じところで躓いているし)特になんの伏線でもなかったようでざんねんでした。あのあたりで彼は殺されたのかもしれないってぼんやり思ったんだけど。

その彼が悪夢ばかりを見るという設定が、過酷な過去に由来するとわかると、穏やかに眠ることができなかった彼が、今はそうでなければいいなと祈るばかり。