茶の間でおま。

本とかテレビとか宝塚とか。

近藤史恵「ときどき旅に出るカフェ」(30)

またおいしいものがたくさん出てくる小説読んだから、今は月餅がとってもたべたい。

ほんのりとしたミステリ風味がやっぱりズシンと心の奥に溜まっていく感じがとても心地よい(マゾ

最近ちょっと甘いものが苦手になってきてたんだけど、でも月餅食べたいなーっておもうくらいにわたしに影響力があるからすごい。昔よく今は亡き父が中国のお土産に買ってきてくれたから月餅はそういう想い出。 

独身アラフォー女子が主人公でめっちゃ既視感ありまくりなんだけど、淋しいことを淋しいって感じることを諦めててそれなりに楽しく暮らしてるのが、正反対の暮らしをしてるわたしからすればいつも眩しくて、きっとそれが隣の芝生は青いってことなんだろうなってわかってるんだけど、お気に入りのカフェでお気に入りの一杯を楽しむ、っていう時間の使い方がわたしにはないものすぎる。

一話完結の体が最後のほうは崩れてきて続き物になってたんだけど、これは完結したってことでいいのかな。古い家父長制的な家から逃れた人の切ない恋心が明かされたラストはとてもドキドキした。さらりとセクシャリティについて触れられてるのが最近の傾向な気がする。わたしが敏感なだけかな。いや違うとおもう。まえについったでも言われてたけど*1、異性に好意を寄せられることを喜ばなくてはいけないという観念がむり、っていうのがここでも触れられていたのが印象的。

*1:1789のロナンがお礼にオランプにキスをするくだりのこと