茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

9月の記録

「いけちゃんとぼく」

なにが動機で録画したのかもすっかりわからなくなってますけど、BSプレミアムで録画したものを視聴しました。むっちゃ「じゃりン子チエ」の世界。最初はいけちゃんてなんやねんそれー、っていうかなにそれーっていう感じでその世界観を受け入れるのに時間がかかったんですけど、最後の最後いけちゃんがヨシオの最後の恋人の名前だってわかって号泣です(チョロい)いいね、最後の恋人。夫婦が最後の恋人じゃなくて、お互いの伴侶と(恐らく)死別してからも恋をすることができるんだっていうことに勇気百倍。いやわたしは今でも恋をしてるけど、いつだってこれが人生最後の恋だったらいいなっておもってるけど、でもわたしは自分がそれができない人間だってことも知ってるからだからきっとわたしの人生最後の恋もきっと短いんだろうなっておもう。あんまりにも短い恋だったから、だから相手の子ども時代に会いに行きたいってきもちはわかる。今でもおもう。今でもわたしの好きな人の子ども時代に会いに行きたいっておもう。飼ってるねこをだいじにしなさいよとか言いたいし。

・読んだ本

瀬尾まいこ「あと少し、もう少し」(43)

「君が夏を走らせる」を読んでから再読。瀬尾さんはほんとうにやさしいなぁって3ページごとに声を上げて泣きました。ジローがほんとうにいい子。みんながいろんな屈託を抱えてる中でひとりだけ何も背負っていないジローの身軽さが眩しかった。みんなに便利に使われてることに気づいて省エネ化した某ホータローを思い出す。まさに厨二だと上原先生に指摘された渡部はちゃんと大人になれたのかもしんぱいだけど、桝井くんに憧れ以上の感情を持つ俊介のその後も気になるし、一番抑圧されてそうな桝井くんのその後も気になる。