茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

彩の国シェイクスピア・シリーズ第20弾「から騒ぎ」

 

謹んで哀悼の意を表します。

ニーナ訃報に一気に追悼TLとなったのですがジャニオタ・aオタ・若手俳優オタと各クラスタ総出の様は壮観で日本におけるショービジネスに大きな存在感を示してきた人の喪失は多大な影響をもたらすのだなとこれからの斯界の行く末に思いを馳せました。

わたしにとってニーナとの思い出は「から騒ぎ」がすべてで、この作品はこいすけの初舞台作品にして初主演舞台でもあり、高橋一生くんの初女役作品でもありました。お目当ては高橋一生くんでしたがまんまとこいすけにしてやられました。すばらしかった。すばらしいべネディックだった。まるで宛書かとおもうような役に夢中になった。ぼさぼさの頭に立て板に水のごとくまくしたてる膨大なセリフの量にほどよくコメディを織り交ぜたこの上なく魅力的な人物だった。こんなの恋に堕ちるしかない。たぶんあの日からわたしのこいすけへの恋ははじまったんだとおもう。たぶん。

ビアたんは可憐でキュートでその地声のままの女役にはじめは戸惑うんだけど詰めていないぺったんこの胸も可愛く見えてくるから不思議。初めて見る高橋一生くんが一生子であることに悩んだことも懐かしい。日に日にディープになったと評判のキスシーンも映像で改めて見ると、あの、ちょっと刺激がつよすぎて。カメラアングルが二人を見守る周囲の人たちを映すのでそこで息継ぎはできるんだけどいざ正面から映されるとどうしていいのかわからなくて一時停止して床につっぷしました。つかれる。

特に中の人たちの絡みに萌えることはなかったんだけどべネたんとビアたんのカップルはほんとに可愛くてキャラ萌えしまくったことを思い出しました。至高のツンデレ。こいすけにはツンデレが似合うとしみじみ。

懐かしくパンフも引っ張り出してみたけれど、高橋一生くんが自分を評して「生命力が薄いほうなので」と言ってることに大笑いしましたw確かに高橋一生くんのイメージというのはその生命力の薄さというか熱量の低さというか陰陽で言えば陰だし月か太陽かと言えば月だと思うから、「シチリアの太陽のように」生命力にあふれたビアたんはまさに挑戦だったのだなと。パンフにはいつぞやの台本カバー(「瞼の母」の時に有志でプレゼントしたもの)が映り込んでるのを久しぶりに見つけて懐かしかったです。

梅芸(DCだけど)デビューはヅカではなくてこの作品でした。ロビーにじゅんぴーから高橋一生くんへのお花があったのも懐かしい思い出。

たくさんの思い出をくれた作品をありがとう、ニーナ。

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ビアたん可愛いよビアたん。