パンフレットに「FALSTAFF」のロミジュリ場面は松岡訳によると書いてあったのでファンとしての役作りのために()読みました。
シェイクスピア全集 (2) ロミオとジュリエット (ちくま文庫)
- 作者: W.シェイクスピア,William Shakespeare,松岡和子
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1996/04
- メディア: 文庫
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記憶にあるセリフがそのままだったので、たぶん記憶にない部分もその通りなのだろうなという前提で読みました。だってもしかしたらルサンク出ないかもしれないかもしれないんですよね・・・?(よくわかってない
稽古場映像にも初日映像にもあった、仮面舞踏会でロミオを見つけていきり立つティボルトが伯父に諫められる場面での「でも、伯父上、恥辱です」にさいこうに滾りました(伯父なのか叔父なのか気になってましたが伯父なのですね
印象的だったるみこさんの長セリフ(ティボルトを諫める場面もだし、パリスとの結婚をジュリエットが断った時のあのこのバカ娘しんでしまえっていう長セリフは圧巻でした)は声に出して読みたい。
ようし、結婚したくないなら、許してやる!
好きなところで食っていけ、この家には置いておけん。
いいか、よく考えろ、わしは冗談など言わない質だ。
木曜はすぐだ、胸に手を当ててようく考えろ。
わしの娘なら、わしの気に入った男の嫁になれ。
そうでないなら、首くくれ、乞食になれ、飢えて野たれ死にしろ。
断じてお前を我が子とは認めない。
財産もびた一文譲らない。
嘘ではない、よく考えろ、わしは誓ったことは破らないからな。
るみこさんの癇癪が、とても心に刺さって痛かった。
あとはマキュの今際のセリフがわたしたちの知ってるロミジュリのセリフと似ているようで少し違っているのが違和感だったんだけど、文字にしてみるとすごくほっとした。
(大した傷じゃない)まあな、井戸ほど深くはない、教会の入り口ほど広くもない。
確かロミジュリでは井戸ではなくて「泉ほども深くない」だった。
どっちの家もくたばやりやがれ!っていう叫びが悲痛。
脚注にあった、ティボルトとは中世ヨーロッパの寓話に登場する猫の王様の名前っていうのに全力でガタってなりました。それを踏まえてマキュがティボを猫扱いしたセリフを繰り出してるから。
ところでパンフレットにあった谷先生が月組生を評して「律儀な」と書かれてることに、ほう・・・っと息をつきました。