第30回三島由紀夫賞受賞作品。
おもっしょかったー!
宮内さんと和解できたしあわせ。
SFの鬼才、って言われてるけどSF色のつよくないもののほうがすきなんだなって。
アメリカに生きる日系人や日本人。今はもうわたしはアメリカという国に幻想とか夢とか抱いてないけど、なんていうかランチに朝キッチンで簡単に作ったサンドイッチを頬張るような日常というのが懐かしいような空気感をもたらして、わたしがほんのすこし暮らした町は比較的治安のいい地域だったけど、それでも夜中のパトカーのサイレンにはドキリとしたし、わたしのホストファミリーとともだちのホストファミリーの格差というものも感じたし、歩いてた大学の構内ですれ違いざまにYellow monkeysって言われたこともあったし、日本人らしくいっぱい買い物してほくほくしてたらこんなちっちゃい子が大きい荷物抱えてもうここに座って、って電車の中で無理やり席を譲られたこととか、映画館で上映中にトラブルがあってわりと長い時間中断したことがあったんだけど特になんのアナウンスもなくてみんな平気な顔して待ってたこととか、ディズニーランドで待ち時間が30分とかだと待ってらんないぜってみんな並ばない中を余裕で並び続けたこととか、世界にはディズニーランドのない国のほうが多いんだってきづいたこととか、そんなこと。
でもわたしは日本人だし日本という国に住んでてこれからもここで生きてそして死んでいくのだとおもう。銃とか薬物とかがまだまだ絵空事で他人事である世界で生きてる。