茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

「伊藤くんAtoE」#3~4

中村倫也くんがめちゃめちゃ怖いですぅぅぅぅぅぅぅっていうか田中圭ちゃんの伊藤くんとのビジュアルが違いすぎてでもあのトレンチだけは一緒で、やっぱりふたりは同一人物でっていうその怖さ。文字だけで見てると確かに同一人物だってわかるんだけど、映像で見せられると違和感がすごくてゾワゾワする。これCパターンではどんな伊藤くんが出てくるんです・・・??

なぜ伊藤くんが彼女に執着するのかがよくわかんなくて、でも伊藤くんがのぞみーぬのことをなんで自分のことを好きでいてくれるのかさっぱりわかんない、だって自分で自分のよさがさっぱりわかんないんだもんって途方に暮れる場面のセリフがきっとそうなんだろうなーって。追いかけられると逃げたくなる、背を向けられるとふあんになる。*1

早く仕事しろホン書けって追い立てるヤクザな田中圭ちゃんに軽率にときめくんですけど、クズケンに対していいからおまえは今書け、っていうその声色にさいこうにときめきました。大人で仕事に対してわりと冷酷なかんじで薄情なかんじがとても胸騒ぎな田中圭ちゃんであります。よい。

youtu.be

スパイダーもよいね。「かわいいきみのすきなもの、ちょっと老いぼれてるピアノ」「洗いたてのブラウスが今すじがきどおりによごされていく」すきだー。

*1:古内東子「誰より好きなのに」

市川拓司「MM」(39)

市川さんの4年ぶりの書き下ろし読みましたー。

www.shogakukan.co.jp

わー、久しぶりー。ってちょっとホッとしました。

ノスタルジックな雰囲気が全編に漂っていて、思い出したのは「思い出のマーニー」みたいな、日本だけどあんまり日本っぽくなく、 21世紀の現在ではなくもう少し前のいろいろと不便な時代のお話。スマホのない時代。たぶん。狭いコミュニティで生きていくことの息苦しさはよくわかるし、そこで発揮される青い春のエネルギはとってもまぶしくてほほえましくて、そしてほろにがくて。でもどこか肩透かしだった。というのが本音かな。

柚木麻子「伊藤くんAtoE」(38)

ドラマの原作読みましたー。

伊藤くんの設定が28歳DTだったことにひっくりかえりました\(^o^)/

そっかーあの伊藤くん、DTだったのかーーーー、ってドラマの1話2話おもいだしておかしな笑い方してる。へへへ。でも中村倫也くんの伊藤くんは確かにDTだった。っていうか中村伊藤と田中伊藤が同一人物には思えなくて(いや同一人物だってドラマでは言われてないけど)(でも本の中では同一人物だよね?)(連作短編集だよね??)っていうか中村田中がおそろしくてこわかったです。なんでトレンチ着てんの。

ドラマ3話まで(済)で原作と違って気になったのはあの20万円のお鞄の色です。本だと「ハンキュー」って呼ばれてる設定でつまりマルーン色でつまり阪急電車の色なんですけど、ドラマでは黄色でしたよね。なんで変えたのかな。

それからライブのチケットがスピッツになってたw

あとはほぼ原作通りだったので、どうやって映像になるのかたのしみです。過去の栄光に呪われた作家の封印されたバスタブ。