茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

辻村深月「かがみの孤城」(44)

一気読み&二度読み&感涙必至、という煽り文句つきの辻村さんの新作読みましたー。

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学校に行くことのできないこどもたちが様々な理由を抱えて生き辛そうにしてる物語を読むのはほんとにしんどい。いじめってだけじゃなくて。友達だったり家族だったりまったくの赤の他人のせいであったり。

真田美織みたいな女子はいつだってどこにだって存在するしそのせいで傷つけられる人間もきっといなくならない。せめて大人だけは正しくあってほしいっておもうけど、大人になったからといって誰もが正しい人間になれるわけじゃないっていうのも知ってる。でも正しくあろうと思うことは間違いじゃないとおもうんだ・・・思いたい。最近なにが正しいのかわからなくて迷子になりがち。しゃんとしたい。

「オオカミ」が赤ずきんちゃんのオオカミではなくて七人のヤギのオオカミであったことと、7人が同じ世界に住む年代の違う人たちであったってことと、喜多島先生の正体がアッと驚く結末だったんだと思う。出てくるゲームとか携帯電話とか祝日とかそういうので伏線は張り巡らされていたっけ。なるほど。