茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

というわけで、絶賛欅坂中です。

 

圧倒的センターのhrtyrnちゃんにぜんぶもってかれて、今のところ帰ってくる予定はないです。そのセンセーショナルな存在は、センセーショナルさ(悪い意味で)で有名になってしまって、すっかりイロモノになってたことは否めない。それが誰が意図したものなのかはわからないけど、そういうものに嵌ったhrtを見てこの路線で行こうと推し進めた大人が戦犯だとおもってる。知らんけど。

紅白で倒れた彼女のことは知っていたけど、その後のことはまるで知らなくて、いろんな現場に穴をあけたこと、アイドルの現場としての比重が高いと思っている握手会を欠席していること、冠番組でもほとんど声を聞けないこと、公式ブログは2017年の12/15で止まっていること。*1そんなことは最近知った。

hrtに落ちて、とりあえず本屋に行ったけど、欅の文字が表紙に踊る雑誌にhrtの姿はなくて、こないだまで公開されてた初主演映画のDVDを探したけどまだ発売されていなかった。発売日すら決まっていない。肩透かし。女子アイドルの愛で方がわからなくてひどく戸惑ってる。とりあえず動画いっぱい見てカウンタ回してビルボードチャートに貢献したわ。今年のワンツースリーがレモンU.S.Aガラスを割れでおのれのミーハーっぷりに戦慄する。

わたしの年代だと、ずっと男社会がふつうで女は大学なんて行かないで専業主婦になるのが幸せだっていう思考を植え付けられてそれが呪いだと思わずに生きてきたから、だからテレビで不快におもうことがあってもそれはしょうがないことだし、自分が距離を取れば済む話だしって、見ないふりして知らないふりしてバカなふりをしてきた。そのうちに考えることをやめてしまっていることに気づかないまま大人になって、今、あの時のあれとかこれとかも全部嫌だって言っていいことだったんだって教えてもらって、小さかったわたしがそれで成仏できるかと言ったらそうでもなくて、今までの自分の基礎となるものがすべてひっくり返されることは恐怖でもあり、だから認められないでいることがたくさんある。たとえば家の中で一番偉いのは家長であるとか、母親は父親に傅くものだとか、母親は仕事をせずに家にいるのが一番いいとか、女性やこどもをバカにするような言葉を平気で嗤うテレビの中の事柄にうんざりしつつもしょうがないことだと同じように笑って見てしまうこととか、あと、セーラー服を脱がさないでという曲を小さいわたしは喜んで歌っていたし、年端も行かない女の子がアイドルという名のもとに大人たちに搾取されてる世界なんて、うすうす気づいていても知らないふりをしてきたのだ。

敦子の時は義憤に駆られて怒っていたけど、生駒ちゃんの時には考えることをやめていた。わたしのことは嫌いでもakbのことは嫌いにならないでくださいっていうその悲痛な叫びを笑う人たちには呪いをかけた。ngzkを抜けた生駒ちゃんを見かけると、ああ、元気そうだねってホッとする。そして、今、hrtである。

めんどくさそうな子だなーっていう世の中の大多数とおなじようなことをおもっていたけど、こないだ見たベスアーのhrtにまんまと落ちた。見えないものが見えたんだよね。アイドルってその物語性に惹かれる人が多いとおもうんだけど、未熟で不完全だった少年少女がプロのアイドルに成長していく様はまさにサーガだし、グループ内の人間関係のあれやこれやもまたファンにとっては物語を紡ぐ大切な要素だ。わたしたちは舞台の上に立つ彼女たちの後ろにある物語をも読むのだ。

「運営側がストーリーを描けるか、そしてアーティスト本人とファンがそれを信じられるかが大事」っていう青木アナの言葉は肯えるんだけど、その描いたストーリーが本人の合意に基づいているのかっていうのがhrtに対する疑問なんだよね。納得してるならいい。それで頑張るならそれでいい。そういうストーリーを見せたいって思ってるなら、ファンは全力で物語を紡ぐひとたちを信じる。きんぴらさんはトリエちゃんにはそういう物語はないからだから途中乗車の新規たちも受け入れることが出来るんだって言われたけど、でもトリエちゃんにだって9人から6人になった物語はあるじゃん。それを前面に押し出してはいないから知らない人もいるだろうし、知っていることが前提でグループが進んでいっていないのは確かにそうかな。長大な物語の途中から参加することは難しい、だからデビュー時に一番盛り上がるし、メンバーが入れ替わるグループにとっても一期がクライマックスで、せいぜいがデビュー後3~5年までだろうって言われるのもなんとなく分かるけど、48gはその物語の紡ぎ方が下手くそでまるでリセットするかのように次々と支店を作っているのだという解説に、初めて卒業生を出し、2期生が加入するというこのタイミングで欅を知ったわたしは背筋が凍る想いで。始まりがクライマックス。そういう時期に、hrtがそういう状態だと、なんかもう途方に暮れるしかない。わたしはhrtが曲の世界観に入り込んでしまうことがとても危うく見えるし、今の状況はそのせいなんじゃないかなっておもってるから、だから最初の舵取りをした大人が間違っていたんだとおもいたい。楽しみだった紅白が今はとても怖い。楽しみだって言うことも怖い。何がhrtにとってトリガーとなるのかわからないから。もし彼女がアイドルをやめてしまうようなことがあったら、それは彼女にそれを強いたあなたたちのせいだ。月曜日の朝スカートを切られたとか、最後に大人に逆らったのはいつだろうか諦めることを強要されたあの日だったかとか、嫌われたって僕には僕の正義があるんだ、傷つかなくちゃ本物じゃない、一人になりたいけどなりたくなくて嫌いと言われても構わないとかそういう歌を歌わせてその世界観にhrtを閉じ込めた。彼女は自分で自分に呪いをかけたように見えるけど、そうさせたのは周りの大人たちだ。わたしはakmt氏の作る歌詞に決して意味を見出したりしないし、心動かされたりなんてしないって心に誓ってる。それがずっと正しいことが何かを分からずに目をふさいだまま生きてきたわたしのせめてもの矜持だとおもってる。わたしがすきなのはhrtだけど、hrtが生きる世界観を軽蔑する。まさにアンビバレンツというジレンマ。

そういえばksmiちゃんのデビューは大いに盛り上がったしあの夏はとっっても楽しかった。tmmrくんと握手したことは一生忘れない。でも、増田さんと出会ったのは復活コンのころだし、トリエちゃんだって4周年のころだった。別にデビュー(一期生)だけが特別なんじゃないんじゃない??そういえばhrtが17歳だということにショックを受けてたところに、FNSでデビュー当時の増田さんが流れて(当時17歳)だったもんだから悲鳴を上げたよね・・・まじかよ・・・にゅーすにも物語はあるけど、なんせ鎖国しててガラパゴス化が激しいので外野からはまったく様子がわからなくて、あのひとたちの世界ではきっと平和なんだろうなーってぼんやりおもってる。わたしが増田さんと出会ったのは彼が20歳の時だから、やっぱりhrtと出会ったのが17歳っていうのは衝撃だ。

閑話休題

 

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デビュー曲のサイマジョ時は14歳。まだあどけないhrtの姿は初々しいけどちゃんとアイドルっぽい。かわいい。ここで「似たような服を着て」と制服のようなお衣装を着せた大人が言わせることに反吐が出る。hrtはかわいい。繰り返すけど14歳である。

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最後の最後で見せる笑顔がとてもかわいい。

あとこの満島ひかりちゃんに似た彼女が気になったんですけど、え、彼女が初の卒業者であるという今泉佑唯ちゃんですか????おんなのこはおとなになると顔も変わっていくからね・・・ 

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とりあえずスクショいっぱいとってフォルダがhrtだらけになってるのがとってもきもちいいですたのしい!

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 一番好きなPVです!!!なぜならhrtがめちゃめちゃ笑顔だから!!!!!!

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黒スーツーーーーー!!!!!!!hrtにメガネかけさせたのだれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!やだもうこんなのすきすぎるにきまってる。困る。なんせhrtが笑顔。シャカリキに踊ってる笑顔が眩しい。あとメガネ。

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あっ(撃ち抜かれた)

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曲もカッコいいしシンプルなスーツ姿もカッコいしい夜景に映えるアイドルたちがキラキラしてて、病んでも鬱でもないハッピーなPVでほんとにサイコーすばらしい(語彙はとうに捨てた)並んで踊ってるのがジュニアマンションみたいだなーっておもったり。音楽のことよくわかんなけど大輝めんもめっちゃ褒めてくれてるからきっと正解なんだとおもう。それでも孤高のセンターの存在感がやっぱり際立っていて、わたしおとなだからゲロゲロに甘やかしたくなる。こたつでおみかんむいてあげたいっていうのめっっちゃわかる。
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ちなみにこれ今のホーム画面じゃ・・・平たい顔族の女神じゃ・・・(合掌)16歳やぞ、ほんまにな、なんてこったやでしかし。

*1:「僕は自分に正直に生きたい」という言葉で終わっている。えぐい。