島本理生が官能小説を書きましたよ。
という作品です。
官能小説はいいんだけれども不倫がどうにもこうにもわたしにはファンタジーすぎて、30歳過ぎた女子の7、8割弱は不倫をしているって言い切られると、そうなのかそういうものなのかわたしの知らないところでみんな不倫してるんか大人になるってことは不倫のひとつやふたつ経験してて当たり前なのかむしろ大人の嗜みなのかって錯覚しそうになりましたあぶないあぶない。・・・え?ほんとうに世の中の大人の女子は不倫を経験してるものなの?わたしだけが未経験なの???????
三年間のセックスレスはともかく、結婚してから一度も男の人と二人きりで飲みに言ったことがないっていう愚痴にイチミリも共感できず、家に閉じ込められてるっていう感覚がわたしにはなくて、それはたぶん主人公のように仕事をすることが好きで結婚出産によってキャリアを捨てざるをえなかった人の後悔というものがわたしに一切ないせいだとおもうんだけれど、結婚に向いてる人とそうでない人っていうのは確実にいるよな、としみじみ思いました。大人しくて清純そうに見えて実はエロくてビッチ、ってどこのDTの妄想だよっていうのが主人公なので、ちょっと色っぽいことをほのめかされるとフラフラして傷ついてたりするのがほんとに理解できなくてこの作品のよいところを見つけることができませんでした。ざんねん。
あとDT旦那の自分勝手さにイライラしっぱなしだったんだけど、なぜそんなやつと結婚したほんとうに好きなのかどこか好きなのかって問い詰めたいです。もうちょっと啖呵切ってくれたらスッキリしたんだけどなー。どうしてもとに戻ったのかがよくわからんから消化不良。