茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

「おんな城主 直虎」#33嫌われ政次の一生

はーーー泣いたーーーーーー!!!!

見事に死に花咲かせた政次の死にっぷりにと、立派に引導を渡した直虎のふたりの愛の場面に涙がとまりませんでした。みんな言ってるけどあれは愛の場面だった。地獄に堕ちろと自らの手をけがして己も地獄に堕ちることを見せ、それを見た政次が笑顔を見せる。死んでもなお見守ると。泣く。泣くしかない。さいごまで立派に憎まれっこを演じ、彼の意を汲んだ直虎が自ら彼を串刺しにする。衝撃だった。まさか。なるほどそういう覚悟だったのだなと。直虎の覚悟と、それを受け止めて、微笑んで、そしてずっと見守ってると言う政次の愛の場面を、わたしたちは目撃してしまった。

政次にとって井伊とはなんであったのか、という答えは龍雲丸によって言葉にされてわたしたちに伝えられたけど、でもそれはちゃんと言われるまでもなくわたしたちに伝わってた。彼がいったいなんのために嫌われ政次でいたのか、井伊を守るために憎まれ役を買って出たのか、その「井伊」とは「直虎」のことであり「おとわ」のことであり、彼は彼女のために全力で生きてた。彼の生きる理由はそれだけだった。そんなのみんな知ってた。言葉少なく碁を打ちかわし、それでも互いを信頼しあってたこその最期はまさに彼にとって本懐であっただろうし本望であったんだろう。

とてもしあわせな最期だったのだとおもう。おもいたい。

「白黒をつけむと君をひとり待つ 天つたふ日そ楽しからすや」という辞世の句は創作なんだろうか。こんな熱烈なラブレターを残せば、敵にバレてしまうじゃないかってしんぱいした。もしかしたら、あの紙は風に飛ばされて誰の目にも触れなかったのかもしれない。

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作ってる人たちにこんなものを作らせてしまった高橋一生くんのすごさは、もうわたしが言わなくてもみんなわかってることだろうけど、この言葉が少ない中でたくさんのことを見てる人に伝えることができるっていうのはほんとにすごいことだと思うし、プロデューサーさんが言われてるように、見てる人たちが過たず受け取ることができてたってかなり優秀なことだったとおもうの、作ってる人と見てる人双方ともに。これは見てるわたしたちも誇りに思っていいんじゃないかな。そしてこの物語に出会えたことに感謝するし、きっと彼にとってもこの作品は大きなターニングポイントとなったに違いないだろうなってそうおもうよ。

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で、涙なみだの政次死すの直後にコレっすよwww緊急特盤ってなにwwwwwwwww商魂たくましすぎてわらうしかねえっすわはははは。政次の死に、愛に感動して流した涙を返してほしい。これ、買うの?ねえ、わたし、買うの?????