茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

芹沢央「火のないところに煙は」(2)

ミステリランキングを読もうキャンペーン。早川7位、文春5位、このミス10位作品。

だからわたしホラーはだめなんだってば><><><めちゃめちゃ怖くてほんとに鳥肌がゾワゾワゾワゾワーーーってブワーーーーーって出てたいへんでした!怖いってば!!!一人でお風呂に入れません!!!!!

ドキュメンタリ風の連作掌編集で、共通するキャラクタに気づくとほんとにふるえちゃって怖くって毛が逆立つ。こわい。「あやまれ」という文字のほんとうの意味*1/旦那が何かをひき逃げしたと思った事件といつのまにか息子に出来た痣の理由*2/妄言ともいうべきおかしな言動の理由*3/怪奇現象が起こる家から出て行かない理由*4/怪奇現象が起こる家から出て行かない理由*5/不可解な死の動機*6。どれもこれもゾッとするミステリだった。こわかった。でもわたし霊感はまるでないのでなんにもそれらしきものは感じないし見えないし、神楽坂という地名にもピンとこない地方在住者だし、これがもしかして実話なのかも・・・!という点ではノレなかったのがざんねんです。榊桔平氏の書評という仕掛けもおもしろかった。

www.shincho-live.jp

*1:疑ってごめんなさいと占い師に「あやまれ」

*2:父親が息子を轢いた。

*3:目に見えるその現象が「予知」であることに気付かなかった。

*4:甲斐性無しの旦那が稼ぎの多い妻に嫉妬。

*5:もしかしたら亡くなった娘の霊に会えるかもしれない。

*6:「疑うということ」