茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

2026年6月号

・読んだ本

万城目学・柳亭小痴楽・真島昌利「R3」(47)
まきめさんの同人誌、届きましたー!今回は落語がテーマということで、最近わたしが触れた落語の世界はドラマ・舞台「元禄落語心中」だな、とかの作品を思い浮かべたわけですが、最初のまきめさん「おはぎちゃん」からして想像してたのとぜんぜん違いすぎてすごく混乱しました、っていうか気になりすぎるのでフルの音源がほしいです。サビのところは映像を見つけたのでなんとなく理解はしたんですけど、すごい、落語の世界は奥がふかすぎる。小痴楽師匠のエッセイはかの作品の与太郎をおもいおこして、ああ、よかった、わたしの知ってる落語の世界だ、と安堵する。いや、なかなかに破天荒でこれで安心するのは間違ってる気がするのにほっとさせてくるのがすごい。あとがきでのまきめさんの苦労がしのばれる。ついったでも何度か師匠にふりまわされてる様子が窺えてたのし、いや、不憫でありました。あとはなんと言うてもトリの真島氏の「やかん」がすばらしかった!真島氏が落語すきとかいうのもぜんぜん知らなかったんですけど、これがほんのひとつきほどで完成したというのが天才の所業すぎた。真島氏にしか書けないロックンロールなフレーズにしびれましたが「シンデルズ」でもうだめだったwwwおみごとです。

綿矢りさ「グレタ・ニンプ」(48)
不妊治療を諦めかけてた妻が自然妊娠して、ファンキーでパンクな見た目とキャラに変貌する。うろたえる夫同様にわたしも彼女を理解できなくて、しばらくは受け入れられなかった。なぜそうなる。抑圧されてたものが一気に解放されたとして。そのキャラクタ is なに???猫をかぶらなければいけない場所ではちゃんと猫をかぶれるのも謎で、ずっとわりと否定的に彼女のことを見てたんだけど、何度か出てくるやりたいことをやってる自分を親に否定されるとそのやりたいことをやってる自分のままでいられなくなる場面では胸が痛くなった。夫が彼女を受け入れて楽しく笑って育児で共闘する場面なんかすごくよくて、わたしよりも早くに彼女を受け入れられた彼はすごく妻を愛してるんだなあってジーンとした。フォント芸もたのしかったんだけど、紙の本あるあるで次のページのデカ文字がうっすら見えてしまう問題はあったよね。あと「深夜のスパチュラ」がおもしろすぎてずっとゲラゲラわらってたwwwはー、おもしろかった。

小川哲「火星の女王」(49)
NHKでドラマ化されたものを先に知ったやつの原作を読みました。ドラマは1話で脱落。小川さんはどんなジャンルの小説も書けるんだなあ。今回はSF。科学は苦手なのでところどころ理解が難しかったけど、SFはたのしめました。

小川哲「君のクイズ」(再)(50)
映画の原作を再読しました。なるほどこれを映画化するとああなるのか、と納得できた。しかし原作の絆クンはチャラいなあ。オンラインサロンとか言い出さないでほしい。クイズとは人生。つまり「君の人生」。あのCMソングの威力は映画ならでは。

辻堂ゆめ「ふつうの家族」(51)
昭和の老害会社員という設定のはずの父親の家庭での様子がぜんぜん違って見えて混乱したけど、それは親友だとおもっていたひとの死によるものだとわかってちょっとは納得した。それにしてもあの長男はダメだろう。終身雇用の時代ではなくなったとはいえ、あまりにも世の中を舐めすぎている。浅慮がすぎる。あと百合展開かとおもわれた娘も、まだ恋もしらない人間が相手の勢いに流されただけであったというのが、相手がかわいそうすぎた。あと、自死した彼はなんで彼女と結婚することになったのか謎すぎる。いったい何があった。両親が回想する姿と現在の姿が合致しなくて、んんん、ちょっと評価は厳しいですね。

米澤穂信「黒牢城」(再)(52)
映画公開に際して予習のために再読しました。ちょうど5年ぶり。人物相関の理解が難しいお年頃になってきたので、映画キャストと併記したリストを作成して読み進めました。文字が記憶できなくなっても、映像ならまだ理解しやすいとおもうんだ...たぶん...キャスト的になるほど御前衆五本鑓がメインとなってるのか、舘さま今回も良きお役どころでござるな!という予想。密室殺人事件と首の入れ替え事件と廻国僧殺人事件と銃殺事件で減っていく五本鑓。土牢に閉ざされた官兵衛が息子の仇として村重の名をころそうとしたたくらみは見事、その動機となったものもまた無事であり、官兵衛の完全勝利であった。土地を統べる理由なき殿様に人はついてこぬ。映画、たのしみです。

方丈貴恵「盾と矛」(53)
車椅子の安楽椅子探偵とフィジカル(暴)担当ワトソンが追う天才犯罪請負人という元同級生三人組という構造の既視感とおもたら青崎有吾「ノッキンオン・ロックドドア」らしい(チャッピーありがとう)事件を解決したその「先」というのはわかるけど、まあ別に新発見ではないかなという感想。そういえばノッキン(略)ドラマ、見た記憶はあるんだけど記録になくて頭抱えてる。松村北斗が中華鍋振ってチャーハン作ってるのを見た記憶はあるんだけど。 あとノッキンというたらこの曲が出てくる。

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寺地はるな「ぬすびと」(54)
20年前にあった発達障害の御曹司に手を焼く歪な社長夫婦と貧困にあえぐアルバイトシッターの邂逅の物語は興味深かったけど、長いこと連絡とってなかったのに急にそんな電話がかかってくるとかあるのかな、ってことが気になって。生き難いひとたちの、ささやかな生活とそうではない生活。同じ生き難さはあるのに。

 

・観た映画

「Never After Dark」
賀来賢人が映像制作会社を設立し、プロデューサーとしてつくった映画、という触れ込みだけで鑑賞しました。ホラーとか聞いてないっすよ!!!!えーん、怖かった。痛いのとか苦手なので。携帯電話のない時代の日本の洋館で起こる怪現象。怖いのは幽霊ではなくて生きてる人間。どこか浮世離れした主人公が無敵でない分すごくもどかしかったです。デカい音量でレコードかけて缶ビール何本も空けて屋敷の中で踊る場面はちょっと恥ずかしかったかな共感性羞恥ってやつ。

「脛擦りの森」
高橋一生くん主演映画を遠征して観ました。極限まで削られたセリフ。寒い季節の寒さが伝わってくる映像。音楽にかき消されない生活や自然の音。贅沢な時間だったな、と満足した鑑賞後感。なるほど、妖怪は彼女のほうであったか。異世界に閉じ込められる男、という設定に「唄う六人の女」を思い出し、差し出される椀に、虫汁をおもいだして身震いした。抜け出すのに気の遠くなるほどの時間を耐えた男と、この先の気の遠くなるほどの時間を過ごすであろう男の表情。ここにずっといられたらいいのに。その言葉の呪いのつよさ。ヴァイオリンの音に露伴先生がよぎる。確実にかの世界線につながってる。ネトフリドラマ「九条の大罪」で知った黒崎煌代くんのお芝居が見られてよかった。むしろこれは彼の物語だった。やっぱり声がいい。若い役者と絡む高橋一生くんというのが見られたのもよかった。彼もまた年老いて、後進にさまざまなものを影響する存在であるのだなと誇らしいきもちになる。贅沢な時間だった。

「黒牢城」
すごく楽しみにしてたぶん、ちょっとハードル上げすぎちゃったかなゴメンゴメン、って感じ。黒沢清らしさというものに理解がないのでその方面での良さというのがわからなかったし、ミステリが軽んじられているなあというのを感じ取ってしまってざんねんだった。原作予習したことによって「映画」を楽しめなかった気がするので今後は予習するのやめようとおもった次第。原作知らない状態で観てわたしが何をおもうのかをとても知りたかった。しかしこれはかなりの初見殺しなのではと勝手に慮る。文字で読めばわかるけど耳で聞くだけでは理解できない言葉がきっとたくさんあった。密と顕とか、あと「烏滸の沙汰」って原作読んだ時にも引っかかったんだけど、音で聞くと「おこ」で「激おこぷんぷん丸」の「おこ」だとおもわれないかなってしんぱいした。烏滸がましいの烏滸っていう字は「おこ」では変換出てこない。そもそも荒木村重も彼が織田信長を裏切ったのが歴史ミステリであることも黒田官兵衛が彼に幽閉されていたことも彼が城を抜け出して一人生き延びたことも知らない歴史音痴なので、原作を読んだ時には途中で村重が降伏を考えていると言い出した時にはめちゃくちゃビックリしたんですよ、だって反織田で籠城してる人がまさかそんな、あそこでビックリできたの歴史を知らない人間ならではでお得だったなっておもってる。ほんで最後に彼が城を逃げ出しあまつさえ茶人として名を馳せる余生を送ることになるなんてふつうに度肝を抜かれました、そんなことある????なるほど、村重逃亡後にノッブが明智光秀に討たれていなくなってるのか、村重ラッキーだったな。あと、土牢がきれいすぎでは??ってずっと気になってしょうがなかった。最近普請したからまあ築浅なのかなっておもったけど、それにしてはお城の石垣に年季が入りまくってて(彦根城か姫路城か明石城か伊賀上野城か篠山城か)(それはそう)整合性が取れてねえなとはおもいました。ロケ地に見覚えがあったのは日吉大社のあの走井橋を下りたところ。エンドクレジットで確認できた京都ロケ地は萬福寺と楊谷寺と北野天満宮くらいだったんだけど、ぜんぜんわからんでござった。無念。信長屋敷は大覚寺、村重・千代保の持仏堂シーンが萬福寺法堂(通常非公開)(自分メモ)モッくんの発声が聞いたことのないモッくんの声でずっと聞き慣れなかった。無駄に豪華なキャストは一見して誰が誰であるのか判別するためなら致し方なしだけど、それだけのための豪華キャストは間違ってる気がする。贅沢の極み。一年近い時間を掛けて、牢の中から村重を操ろうとした官兵衛の企みのための冬春夏秋の事件たち。映像で見ると確かに時間の経過が感じられて、それだけの時間が必要だったんだなっていう説得力があった。そのための映画だったんだなと納得。ちょうど同じ時系列で進行していた太賀の大河も追いついて、全く違った解釈の村重を見られたのも得したきぶん。

 

・東京旅

ダブル台風が関東襲来という週末に一泊二日で東京に遊びに行ってきました^^無謀かとおもわれましたが、台風の影響を大きく受けることもなく、無事に新幹線で帰ってこられてほんっとうにラッキーでした。ちなみに行きは夜行バスです^^人生初の夜行バスでしたが、快適なバスの旅ですごくたのしかったー。

Day1:築地、豊川稲荷、東京大神宮、三菱一号館美術館、渋谷

早朝に八重洲について、駅前のホテルに荷物を預け、築地へ朝食に出かけます。今回もスト担がスポンサーの聖地巡礼旅なので、もちろん「たねいち」さんでホッケ定食を食べました。店内がスト色に染められてて、お店のおねえさんのスト愛がすごく伝わってきた。

 

行きたかった築地本願寺へ。これは妖怪大好き伊東忠太設計のデカい多国籍建築。テンションが上がる。誰でもウエルカムな懐の広さはここでも健在で、その懐の広さに痺れる。好きだーーーーーー。

豊川稲荷と東京大神宮で彼らの足跡をたどり、東京駅に戻って三菱一号館美術館で「”カフェ”に集う芸術家」展を鑑賞。スト担が何某かのロケ地で再現画像を撮影するのにつきあう。

Cafe1894でランチしたかったのにすでに受付終了していてなかなかの入店困難店...元は銀行だという店内を見学したかった、ざんねん。

ヤエチカで遅めのランチをとって、チェックインしにホテルへ向かう。今回は三井ガーデンホテル京橋です。東京ステーションホテルに泊まりたかったけど、さすがのお値段にビビって断念しました。宝くじが当たればいつかぜひ。

夕方から雨がひどいという予報に備えて少し仮眠をとってから夜の渋谷へ。ファミクラ渋谷でグッズを物色。うっかり某アクスタがほしくなったけど自重した。わたしもアクスタとかぬいとかに、〇〇くんこれがうな重だよ、とか言って写真撮ったりしたい。

スト所縁のヒカリエのうなぎ屋さんへ。ストチューブ映像と同じ場所で写真を撮って満足するわれら。うなぎ美味しかったです。

 

Day2:日本橋、銀座、池袋

朝の日本橋へ。

高島屋日本橋店ー!なんか象が並べてあって配線が不細工すぎて激萎えしたんだけど、由緒ある象だそうなのでゆるそう。

 

高架の下で窮屈そうな日本橋。麒麟。

 

 

三越日本橋店ーー!!

 

百貨店の名前が地下鉄の駅名になっているのはここだけだそう。高島屋と比べても派手で景気の良さがうかがえますネ。

三井ビル本館。

 

日本銀行本店旧館。

ホテルの朝食ビュッフェ(深川飯のぶっかけなど)を心の底から堪能し、今回の旅のメインイベントである SixTONES STockに参加するスト担を引率して銀座へ向かう。

FC会員しか入場できないので非会員のわたしは銀ブラへ出かける。BAOBAOほしくて松屋へ向かうも行列がすごかったので断念する。次の京都でリベンジしたい。なんならネットで買いたい。

ライオンビルのビアホールでいっぱいひっかけたかったんだけど、時間が合わずこれも断念。中に入って内装見たかったよぅー。

銀座のお土産に木村屋本店にてあんぱんたちを購入しました。うっかり隣の和光に入りましたがうっかりがすぎたので慌てて退店。

 

ストスト終わりのスト担と合流して池袋へ。MVロケ地である自由学園明日館の講堂へ。建物を堪能。

時間切れです。大戸屋で慌てて昼食をとり、タクシーで首都高ぶっ飛ばしてもらって東京駅まで戻り、ホテルで荷物をピックアップして新幹線乗り場へ滑り込み。なんとかチキン弁当*1を入手して、新幹線乗車成功。定刻通り帰宅できました、お疲れさまでした!!

 

・見た春ドラマ

「銀河の一票」
出てくるキャラクタがみんなよかったな~~としみじみ噛みしめてるんだけど、あのちょっと今回の松下洸平はダメではなかったですか?あれはちょっと反則です、えっと、心を奪われそうになりましたたすけて。まだ無事。だとおもう。きっと。あの日山流星な松下洸平がすごくわたしに刺さりました。という記録。もちろん倉悠貴くんの昴も。ぶっちゃけ「銀河鉄道の夜」のフレーズが多用されることには興味がなさすぎて食傷気味だったけど、それを補って余りある俳優陣でした。

「リボーン~最後のヒーロー~」
一粒で二度おいしい高橋一生くんを堪能できましたありがとうございます。

「夫婦別姓刑事」
橋本愛ちゃんさんのビジュアルがまじかっちょよすぎて美しすぎてすきすぎました。わたしも結婚してほしい。

「魯山人のかまど」
謎人物としてわたしに知られていた北大路魯山人の晩年を描いたドラマ。「美味しんぼ」の海原雄山のモデルとは知らなんだ。ウィキペディア読むだけでおもしろい。丁寧につくられた料理が食べたくなる。

「今夜、秘密のキッチンで」
まっひーのビジュが良くて眼福でした♡♡♡まっひーお料理できるのかなってハラハラしながら見守ってました。丁寧に作られた料理が食べたくなる(二回目

「るなしい」
うっかり完走してしまった。チープな画像が癖になる感じ。

「田鎖ブラザーズ」

「ムショラン三ツ星」
丁寧に作られた料理が食べ(ry

「まぐだら屋のマリア」(再)
藤原季節くんのことはふつうにすきです。

「GIFT」
本田響也くんの活躍を見た。

*1:「おいハンサム!!」で登場したやつ、絶対東京駅から新幹線に乗るときには食べるんだとおもってた念願のチキン弁当。ドラマではこれをモデルにした「チキンライス弁当」だったようですが。