茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」

完全にアウェーな参観日だったんだけど楽しめました!

冒頭から露伴先生がめんどくさそうな漫画家でヘブンズドアという特殊能力を持った異能の人間であることが滑らかに説明されて、その手厚さにおおおーと感嘆しているところへ蠱惑的な「黒い絵」が登場し、われらが泉クンとともにオークション会場へという流れるような流れ。っていうか泉クンのお衣装、オートクチュールなんだ!?(どっかのインタビューで読んだ)あの大きな黒いおリボンといい、お洋服どれもかわいくて似合っててとてもかわいい。露伴先生にどれだけ邪険にされても心が折れないつよさがまぶしいけど、件の「黒い絵」を目にした人間が悉く狂っていくのに、泉クンだけは正気でいられたというくだりで泣きました。泉クンまじ最強じゃん。わたし主人公の周りでただきゃんきゃん吠えるだけのかわいい女の子というキャラクタがだいきらいなんだけど(だいたい人質に取られたりして主人公の足を引っ張る存在)泉クンは絶対に人質に取られたりなんかしないという安心感。末永くふたりで活躍してほしい(祈り)パリに行った時のミーハーなはしゃぎっぷりも、ルーブルのピラミッドの前で写真を撮ったのも実は亡くなった父親との想い出なんだって明らかになるあたり、めちゃくちゃ泉クンを見る目が変わったし、すきだった泉クンのこともっとすきになっちゃった。さすが呪いの絵の呪いにかからない唯一の人間。そういうのが強さなんだなって(泣いている

露伴先生の青年期がながおくんなの解釈違いすぎるだろって癇癪起こしかけたんだけど*1、あれは露伴先生がおもう過去のおのれの姿であって、露伴先生はじぶんのことをあんなふうに思い出にしてるのだという説を聞いて、ああ、それならいたしかたないな...って納得した。ピュアピュアのピュアな露伴先生とかなにかの間違いじゃないかとスクリーン二度見したわ。あんまりにも想い出補正がすぎない!?!?(ひどいわるぐち)年上女に翻弄される露伴先生とかあらやだふふふふ、ってめちゃくちゃなまあたたかい目で見ちゃった。ふふふふ。木村文乃ちゃんの肉感的な湿度高めなところがすきなんだけど、そこも泉クンと対照的でよかったな。泉クンは汗とかかかなさそうだし。露伴先生がモナリザに似てるのかどうかはともかく、最後に出てきた木村文乃ちゃんめちゃくちゃモナリザでわらったwwwやりすぎモナリザだったってば。

まさか月代の高橋一生くんが見られるとは思わなかったのでうれしいサプライズだったんだけど、まさかのにざ様な高橋一生にめちゃくちゃにやにやしました。ビジュ爆発(言いたいだけ)露伴先生とはあんまり分かり合えないなーと諦めてるんだけど、にざ様のことはめちゃくちゃ全力で愛した。果たしてこれがこの映画で正解なのかはわかんないけど。

分かり合えないわたしたちだけど、映画館で観る分集中できたし、世界に入っていきやすかったし、わかる、きもちはわかる、って理解しようと歩み寄ることはできたかな。参観日の立ち位置なのでどうしてもニュートラルにはいられないし、贔屓目でしかないんだけど、彼がこの世界と心中する気なら、じゃあわたしも付き合うよ、とはおもってる。

映画館でグッズいっぱい売ってたんだけど、下敷きだいすき芸人なので下敷き買いました♡映画館でグッズが買えるのってやっぱり楽しいー。あと入場時にシールもろた。ワーイ。

*1:今こそ!高橋一生くんの青年期を!高杉真宙くんが!するべきなのでは!!わたしのために!!!!とおもた。