茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

2022年3月号

・読んだ本

ピエール・シニアック「ウサギ料理は殺しの味」(18)
よねぽんおすすめのフレンチミステリ読みました。なんせカタカナが苦手なので、軽く1ダースは越える重要な登場人物の名前になかなか馴染めなくて苦労した。フランス人の名前ムズカシイ...でもフランス料理おいしそうでやっぱり自分では作れない手間暇かけられた料理が食べたい!って近藤史恵のことをおもいだした。すごいもんを読んだなという満足感はあるけどまあまあひどいバカミスだよね。

金原ひとみ「ミーツ・ザ・ワールド」(19)
たぶんデビュー作以来。おもしろかった。主人公がとても出会いに恵まれてるのがファンタジーだなーっておもってしまう。新宿で出会ったひとたちみんないい人すぎて。そもそも彼女は生きることを諦めてないから。仕事も趣味もあってほかに何を望むの???わたしにも希死念慮の気はあるので恵まれてるよねっておもう。それはともかくわたしも熱烈な恋がしたい。自分のすべてを注げる存在がほしい。恋がしたい!恋がしたい!!寝食を忘れて出会うまでの時間を埋める作業に没頭したり、すきなひとの一挙手一投足を瞬きもせずに追いかけるなんてことをここのところしていないのでまさに虚無虚無虚無!からっぽだーーって大の字になってしまう。アサヒいいやつやな。ユキは小林涼子ちゃんのイメージ。ライは口紅の色うすめの菜々緒さま。

米澤穂信「米澤屋書店」(20)
よねぽんデビュー20周年記念読書エッセイ。この中でもウサギ料理のやつが挙げられてた。海外作品多めでカタカナと古典が苦手なのでちょっぴり遠い目になったけど、いくつか読んでみようかなとかおもったり。泡坂妻夫山田風太郎連城三紀彦北村薫はよむ。たぶん。

有栖川有栖「捜査線上の夕映え」(21)
火村シリーズ誕生30年ですって!ぎゃー。米澤屋書店でよねぽんと対談されたものが所収されてたけど、その中で年を取らないキャラクタといわれてた。永遠の34歳。わたしのほうが一回り年上になってしまったよ...怖い...いつまでもお元気でいらしてほしいけど、いつかは火村先生のあれこれを知ってしまうんだろうなーと楽しみにもしてます。年は取らないけどコロナ禍の世界ではあった。旅に出たい。瀬戸内海の小さな島の海が見える宿の風景は、こないだ観た「ドライブ・マイ・カー」をおもいだした。

恩田陸「愚かな薔薇」(22)
久しぶりの恩田作品。吸血鬼SFのジュヴナイル。ほんの少しエロティックだったけど、血が苦手なので通い路をつける場面ではちょっとめまいがした。謎めいた設定が徐々に明らかになっていくのはとても面白かったけど、そうかーSFだったのかーーという感想。いつか滅びゆく地球の人々を救うためにわたしは永遠を生きたくはないです。

逢坂冬馬「同志少女よ、敵を撃て」(23)
本屋大賞ノミネート作品。百合かと言われたらそうかもしれないけどわたしのすきなやつではなかったかな。女性を傷つける人間はたとえほのかな恋心を抱いていた幼馴染であってもゆるさん、という姿勢を男性作家が書いたことをよろこぶ。戦争反対。

町田そのこ「うつくしが丘の不幸の家」(24)
子育てをめぐって行き違いをした中年夫婦があんなふうにあっさりと元の鞘に戻るのはファンタジーだなーーとはおもったけど、ぞんぶんに泣きました!!!

辻堂ゆめ「トリカゴ」(25)

books.bunshun.jp

この記事で知って読んだ初読み作家さん。新人刑事林部くんは「真犯人フラグ」の吉田健吾くんかな!っていうノリじゃないんだけど、凄惨な虐待案件がわりとあっさりとしていて拍子抜け。

一穂ミチ「スモールワールズ」(26)
本屋大賞ノミネート作品。初読み作家さん。おもっしょかったー!いろんなテイストの短編がそこはかとなく連作のように一冊にまとめられててその読後感が尾を引く感じ。ゾッとする場面はいくつもあったんだけど、殺された35歳の兄が10歳年下の妹を家に縛り付けて修学旅行にも行かせなかったというくだりが一番怖かったです。兄ヤバイ。

知念実希人「真夜中のマリオネット」(27)
文章との相性が悪すぎる...という結果になってしまったざんねん。このフレーズ*1がお気に入りなのかなっておもうようなことが何度か続いて物語に入り込めなかったのが敗因です。

伊吹亜門「幻月と探偵」(28)
シベリア出兵の話が根底にあって、殲滅させた村の生き残りのエピソードが「同志少女よ、敵を撃て」につながるなと。よい口直しが出来ました。

市川憂人「断罪のネバーモア」(29)
警察の民営化という設定はおもしろいなーとはおもったけど、設定の妙をそんなに感じられなかったのはざんねん。チヒロが誰であるのかという謎が明らかになった時はおもしろかったなー。で、誰?明らかに見れば別人である人物を騙るのはあまりにも杜撰な計画では???

辻堂ゆめ「あの日の交換日記」(30)
叙述トリックたのしかった。

連城三紀彦「戻り川心中」(31)
よねぽんお勧めの名作を読みました。なるほど美しい。わたしが衝撃を受けたミステリとして覚えているのは東野圭吾「悪意」なんだけど、そこに通じる逆算の狂気の沙汰がわたしにはそこまで刺さらなかったのわたしがリアルタイムでそれを受け止めなかったからだろうなとはおもう。

 

・観たドラマ

「おいハンサム!!」一番すきだったドラマ。めっちゃすき。MEGUMIさんが母親役???っていう違和感だけは最後まで拭えなかった。若すぎるだろーーー。でもいいお母さんだったな。木南晴夏ちゃん(36歳)の母親MEGUMI(40歳)とかそれはやっぱりないとおもうんや...

「真犯人フラグ」あな番は参観日だったけど今回は最終回までめちゃくちゃ楽しめました!佐野勇斗くんが今キテる。あと落合役の吉田健吾くんね。考察動画とかもたくさん見たのでいろんなゆーちゅーばーさんを知った。

「恋せぬふたり」ファンが望んだ恋をしない高橋一生と言われてブチギレたけど、べつにわたしは高橋一生くんが恋をしてもしなくてもまったくどうでもいいです。ええ、ほんとに。

「ミステリと言う勿かれ」原作がすばらしいのが前提なんだけど(ぜんぶは読んでない)ドラマもよかった。特筆すべきは瑛太かな。あと門脇麦ちゃん。続編に期待。

「ゴシップ」黒木華ちゃんかわいかった。不憫な溝端淳平がいい。

「愛しい嘘」これも不憫な溝端淳平

「ケイ×ヤク」よい犬飼貴丈くんだった。新境地では??びーのえるを前面に出してなかったことに好感。朴念仁なのぶくん推せる。

「逃亡医F」照史がTEL氏って言われてたのめちゃくちゃおもしろかった。

「DCU」吉川晃司すきなので...

「ドクターホワイト」

 

・服のミニマル化

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春服追加です。一気に暖かくなったとおもったら一気に寒の戻りに合ってあわてて春のアウターを買いました。ちなみに先月買ったベージュのカーデはあまりにもしっくりこなくて娘にあげた。ベージュの女にはなれない。ちゃんと試着もしたのに似合う服がわかんない。まじで洋服迷子。そして今回も無印良品。肩こりがひどいのでフードのある服は避けてるんだけど、試着してみたら軽くて気にならなかったので買った。フードのないブルゾンをずっと探してるんだけどずっと出会えなくてもういいかなって...あと今年は白いレースのシャツとストライプのシャツがほしいとおもってたので、とりあえずストライプのシャツを買った。白いレースのシャツにはまだ出会えてない。今年は...ちゃんと試着してから服を買うんだ...ネットでは買わないんだ...と身もだえてる。あと写真はないけど黒のスキニーパンツを新調した。めちゃくちゃケモノの毛がつくのに辟易してるんだけどわたしに合うスキニーはどこ...めちゃくちゃケモノの毛がつく....基本的にパンツスタイルで、あとあんまりブカブカの服はすきではなくて(チビなので)そんなわたしに春はこれだけ買っておけばだいじょうぶ☆とかいうやつ誰かおしえてください...

 

*1:「つむじが見えるほどに頭を下げ」「侮蔑で飽和したセリフ」