茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

2022年12月号

月村了衛「十三夜の焔」(100)
鬼平は出てくるわ遠山の金さんはでてくるわで時代劇スキーにはなかなかおもしろかったです。吉宗の名前もチラリと出てたし。終盤明らかになるまで長谷川平蔵が悪の位置にいたのがもどかしかったんだけど、やっぱり長谷川さまはわたしたちを裏切らなかったとわかって涙しました。時代小説は人の名前が読めないし覚えられないのがネックなんだよね。がんばれわたしの灰色の脳細胞。

高瀬隼子「おいしいごはんが食べられますように」(101)
第167回芥川賞受賞作品。タイトルのほっこり感に完全に騙されてしまった読後感がひどい。

結城真一郎「#真相をお話します」(102)
ミステリランキングを読もうキャンペーンはじめました。ランクインに納得のミステリ楽しんだ。当事者に内緒でゆうちゅうぶのコンテンツを維持するのは無人島に行かないと無理なのでは??よく10年もったよねという感想。ナウなミステリだなー。

佐藤究「爆発処理班の遭遇したスピン」(103)
何を言うてるのかさっぱりわからないって泣きそうになりながら読んだ表題作。超絶文系(っていうか理系がまじで無理)短編集だったので泣いたのは一作だけですんだのよかった。明るいプールに沈む遺体を内包したカプセル二台の映像が浮かんで静かで怖い。全体的に不穏。これを短編にするかというような潔さが贅沢で、バラエティに富んだ短編集とってもおもしろかった。ミステリにカテゴライズするのも今回はやぶさかではない。*1

まさきとしか「レッドクローバー」(104)
全体的に不穏で緊張感があってとても疲れた。でもおもしろかった。

雫井脩介「クロコダイル・ティアーズ」(105)
第168回直木賞候補作。おもしろかった。てっきりすべてを巧妙に仕組んだワニ嫁の仕業だとおもいきや、ぜんぜんそうではなかった時の驚き。そっちかー--!!!!みたいな。ワニ嫁の企みがすべて成功していくの、ある意味痛快だったのに、まさか全然そんなつもりがなかったなんて...まじで無意識に周りを振り回す魔性の女...そよこ怖い...幼稚園児の息子が祖母を突き落とすあたりのモヤモヤは消えないなぁ。

芹沢央「夜の道標」(106)
イムリーなニュースもあって、昔の話ではすまされない今もなお残っている思想であることがショック。国の政策なんだから正しいのだと思わされ、みんなやってるんだからとい周りの言葉に躊躇いながらも同意した母親が悪いのか。そのせいで息子が殺人犯になったのだとしたら、母親としてはとてもつらいし、かなしいし、誰に対して文句を言えばいいの。

道尾秀介「いけないⅡ」(107)
システムが分かるととてもたのしい道尾さんらしいイヤミス。ⅡということはⅠもあるはずなのに未読なことに気づいたわたしとしたことが。道尾さんひさしぶり~~。一編目の最後で、え?妹?姉??は???となったところでめちゃくちゃ盛り上がりました。

 

・見たドラマ

「鎌倉殿の13人」めちゃくちゃ楽しみました!大河を完走したのは直虎ぶりかな。それ以前に完走した記憶があるのも清盛しかない。清盛はにっしまさんが動機で、直虎は高橋一生くんが動機だったんだけど、今回は動機なき犯行だったのでなおさら感慨深いです。義経贔屓なのでそれまでを楽しんでたんだけど、わたしのご贔屓さまは畠山重忠さまでしたね。すばらしかった。中川大志くんという役者のことは知っていたけれども特に心に残ることはなく、鎌倉殿とかぶってた「オールドルーキー」を見ても、つまんない役だなあっておもってた。つまんない役で彼を消費しないでほしいってめちゃくちゃおもった。そうおもうと、auのCMの細杉くんはすばらしいよねwすきな役者がつまらない役を見るのほどしんどいことはないので、どうか彼が輝けるお仕事だけをしてくれるとわたしが喜びます。わたしは病める時も健やかな時も義時の味方だったので、ええ、味方だったので(極太文字)周りのみんなが無責任に小四郎に対して「なんとかしろ」「なんとかなさい」と言い続けてきたことを今でも恨んでるし、いかなる時も「なんとか」してきた彼は決して極悪人じゃなかったって全力でかばいたい。毒に侵され弱った彼はまだすべてを背負って去ろうとしていた。*2かっこつけてるよね。畠山殿を含むたくさんの人から託された大きくて重たいものを、彼は最後まで誠実に背負ってた。物申したいのは平六だよね、なんなの、殺したいほど好きとかそういうことなの。平六のクソデカ感情はなかなかに持て余してしまって、それでもまあ平六だしなってゆるしてしまうのまじメフィラスの魔法すぎてズルイんだってば。

これは屋島に向かうのに四国に上陸した義経の像*3屋島がまるっと描かれなくてしょんぼりしたことも懐かしい。鎌倉殿の13人の意味が明らかになって、なるほど義経の物語など本筋ではなかったのだと納得した。総集編を作る時に頼朝が死ぬまでまるっとカットするかもしれないというようなことを三谷さんが言われてたと小耳にはさんだ気がするんだけど、それも納得。13人に義経は含まれない。木曽義仲も義高も大姫も。*4※総集編観ました。お慕いしてる畠山殿をまた最初から見られることができてしあわせ。わたしはいつから畠山殿のことをお慕い申し上げたのかと思い返してみるも記憶はなくて、記録によると(ついった)義経退場のころ(5月)に初めて言及してた。その最期には涙を禁じえなくて、そこにいたるまでの理不尽さをどうしても腹におさめることができなかった。小四郎がもっと早くおのれの父親をなんとかしてくれていたら、そうしたら畠山殿は死なずにすんだ。後にみたグランドフィナーレでも中のひとたちが畠山殿の死について言及されてて、せやんな、って鼻息荒くしちゃった。でも小四郎は父親を排除するために実は畠山殿の死を利用するつもりだったのだという説を聞いて、わたしだけは小四郎の味方だよとおもってた立ち位置が大きく揺らいだわ...まじでそんなん許せない。

「エルピス」鈴木亮平くんのエロスが炸裂しててメロメロになった。あれはすきになってはいけない男だってわかるのにでも惹かれてしまうそのジレンマに苦しむおんなのきもちが痛いほどわかってしまって。まさみのお衣装どれもこれもわたし好みでかわいかった。これも後半はずっとリアタイして見たやつで、連ドラはリアタイしてなんぼですよねという気持ちを思い出させてもらった。作品の孕む緊張感が吸引力となって抗えなかった。降参です。

「silent」わたしは天邪鬼なのでどうしても全肯定できなくてすまないというきもち。そして燃えると逆にかばいたくなるという天邪鬼の極み...

「PICU」吉沢亮くんのお母さんが大竹しのぶっていうのはちょっと年齢的に無理があるのでは?ということばかり気になって仕方なかったです。だって目黒蓮くんのお母さんは篠原涼子だぜ???

クロサギ」山下さんの役をしぉくんがやるっていうのを感慨深くおもってたのでキンプリ事変のことはほんとにざんねんだし、でも山下さんもじゃにーずを去っていったししぉくんが去ってしまうのもしょうがないことなのかなって今はおもってる。みんな幸あれ。

「祈りのカルテ」たまちあはすはすというドラマでしたね。

霊媒探偵・城塚翡翠」「invert 城塚翡翠 倒叙集」翡翠が清原果耶ちゃんでほんっっ......っとによかった。ありがとう。invert Ⅱ原作のものも映像化されてたの、そのスピード感にビックリした。

「警視庁考察一課」2サススキーなのでめちゃくちゃ楽しんだ。やすすやりたい放題だなうらめやましい。

「恋と弾丸」桜夜さんかっこよかったのでそれでいいです。古川トートのエリザ観たかった。

「ジャパニーズスタイル」

「アトムの童」

「ファーストペンギン!」

「ザ・トラベルナース」

「親愛なる僕へ殺意をこめて」

内田康夫サスペンス 浅見光彦 源氏物語殺人事件」がんちゃんさんの浅見光彦さいこうすばらしい!光彦兄が克典だっていうのもよいではないですか。*5わたし好みのキャスティング~~2サスに出るがんちゃんさん趣が深いので長く続いてほしい。モテない良家のご子息様役がこんなにハマるがんちゃさんおもしろすぎるwwwシャーロックの若宮先生に通ずる不憫さがだいすきですwww

岸辺露伴は動かない」#7~#8
年末の恒例行事になってきた感がありますが、年を追うごとにわたしとの乖離がひどくてかなしいです。

 

・2022年連ドラベスト5
今年は46本完走。ランキングつくるのが苦手なんだけどベスト5くらいならと思い立ってみた。順不同。
「鎌倉殿の13人」
「おいハンサム!」
「NICE FLIGHT!」
「エルピス」
「恋と弾丸」

・2022年映画ベスト3
ついでに映画も。今年は20回映画館に行って17本の映画を観ました。わたしの中に印象を強く残したベスト3です。
「真夜中乙女戦争」
「女子高生に殺されたい」
「HiGH&LOW THE WORST CROSS」

 

・観た映画

「ブラックナイトパレード」
中川大志くん出演映画観ましたー。畠山殿に落された後に舞台・映画と続くのめちゃくちゃ福利厚生が手厚くてありがたい。しかしながら畠山殿と鳴尾定を経験したわたしはもうそんじょそこらの役じゃ満足できない体になってしまったのよ...なんという不幸...気長に待つしかないのはわかってるのでいい子で待ってるね。福田作品、わたしはそんなに嫌いじゃないんだけど(某三國志とかわりといけた)(がんちゃんさんの趙雲が動機だったので)(えぐざいゆのがんちゃんさんには興味がnいえなんでもないですけど役者のがんちゃんさんはすきなので)これはハマらなかったのざんねんだった。イケメンがイケメンじゃない役をするのだいすきなのでカイザーくんには両手を叩いて喜んじゃったんだけど、それだけでは厳しかったかな...山田裕貴くんズルい。続編ねらってる感じがあったけど*6どうなのかな。

・テレビで見た映画

犬部!
中川大志くん出演作品見ましたー。映画公開時林遣都くん(30歳)中川大志くん(23歳)浅香航大くん(28歳)という並びに震えました中川大志くんの若さに。何を見てもその若さについて思いをはせてしまうのそろそろやめたいんだけど、でも若いのにすごいよねって一番におもってしまう...だってすごいじゃないか...動物が出てくると漏れなく泣いてしまうのでろくな感想が出てこないんだけど、動物の命を救うために愛護センターに勤めるという彼の想いは映画ではそこまで丁寧に描かれていないので、なかなか理解するのはむずかしいよね。気持ちが不安定になっていったんは逃げてしまったことはわかるけど、それでもまた戻っていくことの説得力がよわかった。気がする。わんこかわいい。我が家のわんこをめちゃくちゃ吸いたくなったので吸った。

「フィッシュ・ストーリー」
高良健吾くんの美しい顔を見ながら、美しい顔の役者について考えてた。つまり中川大志くんのことなんですけど、顔の美しさはそのままに、それだけではないお芝居が見られるといいなあ、っていうか顔の美しさに言及することがないような感想が言える作品が見たいなあってつよくつよく願った。

火天の城
石田卓也くん出演作品を回顧。出てくる人たちがみんな若くて若い~~。

 

・買ったもの

いくつか気に入らなかったパンツ(ローライズがすぎるやつとか太った時に買ったのでサイズがデカすぎるやつとか)を処分したので二本買い足し。黒のスキニーはサイズを小さくして買い直し。チノパンはワイドをセレクト。トップスよりもパンツのほうが多い服だけミニマリストミニマリストらしく黒い服がほしいのに、なんせケモノの毛がすごいので(すごいので)ケモノの毛がつきにくい服がほしいです...とても...

無印でニット買いました。まじで冬服迷子中で、去年ネットで買ったニットを2枚処分して、もう二度と試着なしで服は買わないと心に決めたはずなのに、セール品を試着なしで買ってしまいました...だって店頭になかったんやも...でも着たらかわいかったので結果オーライです!!重ね着苦手なので、綿であったかインナーの上にニットを着るのが一番楽で落ち着くのでこのスタイルを定番にしようとなんとなく冬服の方向性が定まった気がする。あと、10数年愛用してたヒョウ柄のストールがほんとうに便利でお気に入りだったんだけど、さすがにくたびれてきてみっともなくなって買い換えたいなと思ってて、でもなかなかこれぞというものに出会えなくて困ってたところにイオンで見つけたこのストールかわいくて一目惚れです。無地とかチェック模様じゃないアクセントになるようなやつがほしかったのー。わたしスーパーの衣料品売り場でこっそり売られてるようなやつが割と好きでチェックを欠かさないんだけど、ここで出会えたかーというきもち。すきだよ、スーパーの片隅にある衣料品売り場。

 

・サイコロちゃん回顧
そういえばわたしサイコロちゃんのCD持ってたよなーと探してみたらインディーズ1stシングルだった。*7懐かしくていっぱい聞いてる。

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*1:「テスカトリポカ」は肯えなかった。

*2:わたしに残された仕事はただ立派に死ぬことだけ。死ぬことだけねっていうアントワネットのセリフが脳内をよぎった。

*3:日本一大きな騎馬像

*4:大姫すきなので。

*5:克典剛典という字面も兄弟っぽくてよい。

*6:赤いサンタが殺された理由とかが次に続くって感じだった。

*7:エイベックスのおたくに布教されてもらったやつ。

「歌妖曲〜中川大志之丞変化〜」

中川大志くんの初舞台観ましたー。初めての景色を一緒に見られることができるのってとてもうれしい。もちろん「家政婦のミタ」の時から彼のことは知ってるし、古風な正統派イケメンだなーっていう認識でしかなかったのを一変させたのが大河「鎌倉殿の13人」の畠山重忠殿でした。ガツンときた。強烈だった。あの実目麗しさを自覚されてる美丈夫っぷりもさることながら、見事に誇りを守られた凛々しく雄々しく美しいその最期は数々の名場面を生んだ今回の大河の中でも群を抜いてわたしの心に深く刻まれたのでありました。驚くべきことに彼はまだ24歳。数多の大御所俳優たちと互角に渡り合い、なおかつべらぼうに名を上げた。その瞬間に立ち会うことができてしあわせだなあとしみじみそのしあわせを噛みしめていたところにベスアのあのゆずとのコラボ出演ですよ。歌うなんて聞いてないっすよ!!畠山殿とは全く違った年相応の初々しさが眩しすぎた。か、かわいい~~~~~~~~~~~ハッ、そういえば彼は今、舞台をやってるんじゃなかったっけ、そういえば初舞台だって聞いたような気がする...あら、今度大阪に来るんだ、あら、チケット買えちゃう?あらあらうふふふふふふ♡というわけで新歌舞伎座に行ってまいったわけです。このチケット買いたいとおもったときにサクッと買えちゃうのってほんっとにだいじだとおもうんですよ。当日まで完売にならないのって関係者各位におかれましては気を揉む事態だとはおもうんだけど、でもその「余白」というか「余裕」というか、なにかの気まぐれが入り込む「余地」を常に持ち続けてほしいなってせつにせつに願う。もちろん昨今の厳しいエンタメ業界においてそんな悠長なことを言うてる「余裕」はそれこそないんだろうなっていうのもわかるんだけど。わかるんだけど。でもあるところにはあるのに表面上は完売ということにしたい界隈の風習を外野にいる身としては憎んでいるので、あるところにあるじゃだめなんだよ...って...(にぎりこぶし)

中川大志くんから客席に伝わるエネルギが大きすぎて、受け止める側としてもかなり消耗しました。幕開け大階段に登場する桜木輝彦にテンション上がる!これFNSで見たやつ!!大階段にスターが立ったら拍手したくなる症状が出そうになった。全身大改造して桜木輝彦に生まれ変わったんだとおもってたら、まさか定に戻るだなんて、っていうか定と桜木輝彦を自由自在に行ったり来たりとか、え、桜木輝彦のシステムどうなってんの??整形とかそういうのじゃないの?着脱可能な矯正ギプスみたいな感じ?顔は?顔はどうやってんの??ねえ、桜木輝彦システムのこともっと詳しくおしえてくれよぉ!!モルヒネを必要とするくらいに桜木輝彦やるのは苦痛を伴うことだっていうのはわかるし、たぶん短時間勝負なんだろうなっていうのもわかるんだけど(ウルトラマンカラータイマーシステム?)、顔はどのような仕組みで桜木輝彦になるんですか、気になって夜しか眠れません。桜木輝彦罪深い。

鳴尾家の人々に復讐するっていうきもちはわかるし、むしろ理解しかないから、定がかわいそうな人間だって見てる方もおもってるし、なのに途中で父親にお前は見た目のせいじゃなくて心が醜いからみんなに嫌われてるんだよバーーカみたいに罵られて、そんなわけあるかいだっておまいらがよってたかって存在しない者として無視してきたからじゃないかーーーってプンスコしたのに、いや、ちょっと待って、そういえば定はわりとカジュアルにためらいなく人を殺してるね??と思いいたった。最初の闇医者に始まり、利生のことはほんとに殺すつもりはなかったと信じたいんだけど、ヤクザから姉から嫁から果ては義兄弟まで。定ちゃんひとのこころがなさすぎでは。そうだ、利生が定のことは無視してたんじゃなくて、注目されることの多い派手な芸能一家だから定を守るために隠してたんだみたいなこと言ってなかった?親戚一族の態度を見たらとてもそうは思えなかったけど、でももしかしたらそれも最初はあったのかもしれないかもしれない。とおもうと姪っ子にまで手を掛けた定のことはちょっとかばえないかな...利生のフィアンセの手を掴んだ時は眉をひそめちゃった。キモい。無理。リチャード3世って「シェイクスピア全作中最も胸躍るピカレスクロマン」って言われてるんですって、なるほど、リチャード3世が下敷きになってる時点で定は真っ黒なんだっていうのがわかるんですよね。そっかーー。

定は桜木輝彦の時、どんなきもちでいたんだろ。みんなに邪魔者扱いされてた俺が、こうやってライト浴びてテレビに出て歌ってちやほやされてんだぜ、って満足したのかな。みんなを殺していって、そして誰もいなくなってしまった世界で、それでも歓声を浴びたかったのかな。教えてシェイクスピア。利生と肩を並べる存在であることに満たされてたのならよかったのに。あそこでハッピーエンドならよかったのに。FNSの録画見直して見たら、つらそうな表情をしていて、ああ、お芝居につながるんだな、って心がくるしくなりました。定ぅ...!

音楽劇と銘打ってるだけあって昭和歌謡が散りばめられた華やかな舞台でした。生バンドの演奏もやっぱり贅沢なきもちになれるからすき。コミカルな場面とかたぶんアドリブだろうなっておもう場面もあって、何度も声に出して笑ったし、思い出し笑いしそうになることもあったw鳩の出たドラマで共演したくだりとかおもしろくて、やっぱり思い出し笑いしてしまう。*1シェイクスピアがわかればきっともっとわかることもあるんだろうなっていういつものもどかしさを抱えて帰宅。前に新歌舞伎座行ったのは高橋一生くんの「フェイクスピア」だったなって思い出しつつ。

ところで年寄りなのでパンフレットの文字が読めません...ッ(泣いている)黒地に赤文字とかもうだめ...ぜんぜんなにも...見えな...い...畠山殿が引っ張ってきた中高年にもやさしくしてほしい...制作時は想定されてなかったのかな...ああ、大河出の中川大志ファンは永遠の新規って言葉を実感するぅ!*2

www.youtube.com

*1:アメリカ帰りのバイオリン弾きで鳩を飼ってる設定のやつ。

*2:大河出の中川大志ファン。わたしのすきな言葉です。

2022年11月号

市川憂人「灰かぶりの夕海」(95)
まんまとミスリードに騙された!くやしい!!マスクが外せなくて医療現場が破綻してるご時世とかそんなのコロナの世界だとおもうじゃないですか...そんなまさか富士山が噴火してそして収束してない世界だなんて思いもしないじゃないですか...いや確かに地震の描写とかコロナにしてはちょっと装備が過剰すぎない?とか洗濯ものとかお布団も干せないとかはどうなのとか思ったけどさあぁ(負け惜しみ)っていうかタイトル「灰かぶり」って...orzしかしそこに至るまでの恋愛アレコレがどうにもこうにも肌に合わなくて苦行でしかなかったのざんねん。市川さんてこんな苦行を強いる文章のひとだっけ??

アミの会(仮)「11の秘密 ラスト・メッセージ」(96)
アンソロジ。近藤さんの不思議な一族の話でガツンとやられた。田んぼアートQRコード作るのめちゃくちゃ高度な技すぎてw西森くんなんでもできるなすごいなっておもったけど足を洗って合法的に悪を懲らしめようとおもったのえらいね。

真保裕一「英雄」(97)

有栖川有栖「濱地健三郎の呪える事件簿」(98)
シリーズ第三弾。濱地先生が吉川晃司で脳内再生される呪いにかかってるので早くドラマ化されてほしい。コロナ下でのコロナ禍だからこそのミステリもあっておもしろい。

窪美澄「夜に星を放つ」(99)
第167回直木賞受賞作。涙腺の許さには自信しかないのでよき涙活できました。夏休みに出会った人妻に恋する少年はちょっとあざとかったかなー。

たなかひかる「ぱんつさん」「ねこいる!」「おばけのかわをむいたら」
インスタで知った「サラリーマン山崎シゲル」の作家さんの絵本読んだ。

 

・キンプリ事変
ビックリした。まさに青天の霹靂。キンプリちゃんにいったいなにがあったの。いや、ほんとうのこととかどうでもいいんだけど、わたしたちが納得のいく答えがほしい。納得がしたい。わたしは何度も新生にゅーすを見てきた人間なので、そりゃマウントも取りたくなる。(テゴマスまほうコン初日に入ってさくらガールで笑わないますださんを見た人間なので)(ドヤドヤ)*1わたしはれんれんがすきなので彼が深く頭を下げる姿を見て泣いたし、彼がグループの名前を生かす存在であることに深く深く感銘を受けて涙が止まらなくなる。残る二人が年少組だっていうのがまた何かが表出してるようで、5人の真ん中に立って頭を下げる二人の姿はかめちあを思い出させてわたしの眉をへの字にする。そうかれんれんは残る方だったんだ、って泣きながら意外におもってるじぶんを認識する。意外?そうだ、わたしから見たれんれんはわりとそつなくアイドルやってるイメージだったんだけど、実はグループの中で誰よりもザ・じゃにーずという正統派アイドルだったんだなってわかってそのギャップに打ちのめされてる。わたしが知ってることなんてなにもない。だからファンというにはおこがましいけど、でもわたしはれんれんの味方だからねって大声で叫びたくなる。アイドルであるキンプリちゃんよく知らないからしょぉくんが世界進出を願ってたとかぜんぜん知らなくて、それが叶えられなかったことによって居場所を手放してしまうことを選んだという事実はシンプルにさびしくてかなしくてさびしい。愛すべきアイドルがそのことに満たされていなかったという事実がさびしい。わたしを泣かせたアイドルたちには意地でもしあわせになってもらわないと困るので。にゃんは元気にしてるのかな。

 

・Huluで見た映画

「うちの執事が言うことには」
キンプリ事変を受けて未見だったれんれん主演映画を見ました。撮影当時19歳。神宮寺くんも出てる。清く正しい立派なアイドル映画。顔がいい。顔がすき。清原翔くんじゃないですか。傷口に塩を塗る行為だなって自覚はある。つらい。

「真夜中乙女戦争」
キンプリ事変を受けて再見しました。作った人たちのことは肯定したくないんだけど、この映画のれんれんのことはだいすきで、そのアンビバレンツに引き裂かれる。顔がいい。顔がすき。からだもすき(語弊)わたしすきなひとが左利きなことにめちゃくちゃ弱いんですよ。めろめろになる。キャラクタ設定のわりにお衣装がオシャレで癪に障る(???)かくれんぼの時のボーダーのシャツが一番すきだってこと初見時にも言うた。「ファイトクラブ」見てからなのでオルターエゴだって想いながら見るとまた違った風景が見えてくる。そうかあのキスシーンは自分に対するものだったのか。ねえ、すべてを壊してしまったきみは、今も生きてる?肯定したくない映画だけど、いわゆるアイドル映画ではない作品のれんれんが見られたことには感謝するし、やっぱり見たあとに何かを言いたくなる映画なんだよね、癪だけど。れんれんを想う時に映画を見てしまうのは、わたしがアイドルであるれんれんを知らないせいもあるけど、きっとれんれんを知ったのがドラマ*2だったからっていうのもあるのかな。朝ドラ見られなかったの悔やんでる。

鴨川ホルモー
ゲロンチョリー!!ゲロゲロに懐かしくて吐くかとおもった。カリフォルニアレーズン。

 

・観た映画

「ザ・メニュー」
映画館に行くモチベが減少したのはたぶん旅に出てとても満たされたからなんだろうなって自己分析してるんだけど、エンタメに対する情熱が枯渇してるの大問題。ようやく腰を上げて映画館に行こうかという気になったコンテンツ*3はことごとく終了してるし(田舎での上映期間短すぎる問題)(瞬発力が必要とされる)(タイミング逃すとこういうことになる)邦画は食指が動かねえなあということで久しぶりに映画見た―。参観日じゃない映画ひさしぶりじゃない???っていうか映画を参観日にしてはいけないなってめっちゃおもった。知らない役者さんが多くて新鮮だったし、主人公の彼女はとってもキュートだったし、予想もつかないホリブルな展開にエキサイトしたよね。映画館出てすぐチーズバーガーとポテトとコーラ買った。満たされた。

 

・買ったもの

無印で秋冬服買いました。なかなか寒くならないのでずっと秋服のターン。秋服は春服とほぼほぼ一緒なのたすかる。服だけミニマリストとして。

無印で秋冬服買いましたパートツー。なんかめちゃくちゃ物欲があふれててその衝動を抑えるためにショッピングに何度か出かけたんだけど、結局なんにも買わなくてもしかしてわたし物欲を抑えられてる...!?って感動した。服に対する物欲を制した!のかも!!だってお店にはカラフルなニットがたくさん並んでて、黄色もかわいいし緑もかわいいし青羽紬ニットの青色なんてめちゃくちゃかわいいいいじゃん???ショッキングピンクも赤に近いオレンジもどれもこれもほしいかも~~~ってウキウキしたのに、結局一枚も買わなかったのすごくない??どうしちゃったのわたし???そして初志貫徹で黒いメンズのカーデを買いました。無印で。あと、今年は中くらいの長さのブーツが流行ってるから(持ってる)それに合う長めのスカートがほしいなーっておもってたんだけど、チビにはなかなか合うスカートってなかった。試着いっぱいした。無印でセールになってたスカートが割といい感じだったのでこれはもう衝動買いですね。えへへ。

京都で買った手ぬぐいを額装しました♡

 

・見たドラマ

「恋と弾丸」

ついったで流れてきたこのビジュアルにやられて今は桜夜さんにメロメロです。ひさしぶりにときめいたわ~~恋がしたい~~古川雄太くん天パなんだ~~へええ~~~原作ではストレートなのになんでパーマなのかな?っておもったけど天パな桜夜さんめちゃくちゃドストライクで召されそうです。ドラマは全力で振り切っててわらっちゃうんだけど、桜夜さんがカッコいいので全く問題ないです。でも家族では見られないドラマなのは間違いないのでコソコソと一人で小さい画面で見てる。背徳感。木村慧人くん出てるの知らなくて大きな声出しちゃったw桜夜っていう字面はとってもうつくしいのに音にして聞くと「おうやさん」が「大家さん」に聞こえてしまうのはドラマの敗北...負けるもんか...古川雄太くんてばエリザに出てんの?え、今やってるやつ?トートさま??マ??梅芸これから来るの??チケット一般販売こないだだったの??即売り切れ?瞬殺??あ、そう(大の字)というのがきのうのわたし。博多座の配信が決まってるみたいなのでなんとかそこまでこのモチベが続くといいなーという記録です。ラブ。

*1:でもわたしは山下さんのことも増田さんのこともすきな人間なので。

*2:俺スカ。

*3:「LAMB」「RRR」「犯罪都市