・読んだ本
一穂ミチ「パラソルでパラシュート」（54）
とてもよかった。あからさまな惚れた腫れたじゃない人間関係がすごくいい。*1それがいい。大阪のわたしにもわかる地名がバンバン出てくるのもうれしい。阪急茨木駅が個人的にツボです。ああ西宮北口もいいなあ。めっちゃええ。でもわたしは葉月というおんながすきではないな。
青山美智子「お探し物は図書室まで」（55）
やさしいおはなし。
宮西 真冬「彼女の背中を押したのは」（56）
明らかに毒親なのに最後は母親としての想いを知って母親に感謝するのなんかほんとにそれでいいの？ってなってしまう。出てくる人たちがみんな生きづらい人たちばかりでしんどかった。ふつうってなんだろうね。ほんとにね。誰も死ななくてよかった。初読み作家さん。
芦辺拓「名探偵は誰だ」（57）
宮内悠介「かくして彼女は宴で語る 明治耽美派推理帖 」（58）
おもしろい安楽椅子探偵ものだったー！そしてこの時代についての知識のなさに毎度のことながらうなだれてしまう。出てくる人物とかエピソードになにひとつピンとこないのほんとに情けない...でもこの時代ならではのミステリを堪能できたのでよかったです（ひどい感想文）出てくる料理とお酒がおいしそうなのもよかった。
京橋史織「午前0時の身代金」（59）
映像が浮かぶ作品だった。まあどうしても女性弁護士は綾瀬はるかになっちゃうよね＾＾きっと倖田さんあたりがおいしい役になるんだとおもう。
辻堂ゆめ「二重らせんのスイッチ」（60）
ヘビーな物語を軽やかに書くなあという感想。
中山七里「人面島」（61）
シリーズものなんて聞いてないヨー。あ、そう、っていうかラストの数行で背筋が凍ったんだけど、え、まじで？？？？二重人格的な？？？そういうやつ？？？しかし見えないものが見えちゃうのはなんなの、シリーズ一作目を読めばわかるのどうなのー。
呉勝浩「爆弾」（62）
おもしろかったー！鶴久課長が小学校に上がったばかりの娘に間抜けとか馬鹿とか電話口で罵るのやべーー父親だ...って眉間のしわが深くなったんだけどまさか電話越しに聞くパパの怒った声がおもしろくて何度も電話をかけてきてねだる娘とかｗいやｗｗｗうそやんｗｗｗｗｗｗって大笑いしました。ほんで最初に出てきた電話のシーンめちゃくちゃ探して読み直したよｗｗｗあｗそうｗｗｗおもしろい娘さんでですねｗｗｗ出てくるキャラクタが分かりやすくはあるんだけどおもしろくて一気読みのエンタメタイムボンバー小説でした。直木賞候補作品。
柚月裕子「チョウセンアサガオの咲く夏」（63）
まあわたしレベルになるとチョウセンアサガオで、こっそり食事に混ぜて毒殺するなってピンときちゃうんで。ごった煮のオムニバス短編集たのしかったけど、柚月さん猫派なのかな。
浅倉秋成「俺ではない炎上」（64）
逃走する冤罪の人があんまり人から好かれていない難ありな人間だったことが新鮮でしたねｗ彼女が直面する「事件」が一つだけではなかったこと、それが現在のものなのか過去のものなのかを確認したくて再読したくなった。「私は悪くない」怖い。
・観た映画
「バスカヴィル家の犬」
犬が賢くてかわいくてさいこうすばらしかった。勇敢な犬がかわいくてかわいそうだった。最後地震でみんな亡くなってしまうのあんまりだった。地震の要素、別にいらなくない？？？捨井先生とか犯人ミスリードのために存在したかのようですごくざんねんだった。不憫ながんちゃんさんがだいこうぶつなのでそれはよかった。お金持ち一家みんな酷い人間で酷い。でも娘が誘拐されたのにちゃんと身代金用意してくれたの偉いねっておもたけど、あれは娘を見殺しにしたらいらぬ疑いを掛けられちゃうから致し方なくだったのかなとおもてどんよりした。やっぱり地震いらなくない？？
「ザ・ロストシティ」（吹替版）
田中圭ちゃんが吹替をするというので吹替版を観たんだけどやっぱり洋画は字幕で観たいよね！！！！！！という感想ですすまない。っていうかあのブラッドピットなにｗｗｗなんかほんのり聞いてたけどまさかあそこで退場（ではない）するとはおもわなくてなんというブラッドピットの贅沢な使い方...！と興奮しました。退場じゃなかったけど。いやｗ生きてるんｗｗｗうそやんｗｗｗｗｗｗｗｗいいブラッドピットだったなぁ。田中圭ちゃん（の役）はわりと下品なこととか言うしめずらしいもんが聞けたなっておもったんだけどもうあの声だけでビジュアルまで田中圭ちゃんに見えてきてしまう（という病気ではありまｓ）から無駄にいいからだも無駄ではなかったね！ヤッタネ！
「ベイビー・ブローカー」
ミーハーなので観ましたー。オープニングの雨が降る階段は「パラサイト」だし赤子を捨てる若い母親は松岡茉優ちゃんだしカン・ドンウォンさんに似た日本の俳優さんいたよね誰だっけ.....................（今も名前が思い出せない顔は浮かんでるのに！！！）だしで、いろんな思念が入り込む作品でした。まあ「万引き家族」だよね。っていうかカン・ドンウォンさんてば41歳なの！？！？ひとさまの見た目で年齢がわからないと評判のわたしですが、20代もしくは30代かなあとかぼんやりおもてたらまさかの40代。好青年だとおもたら好中年だった衝撃。ほんであの赤子を捨てる若い母親も20代だろうなあとかぼんやりおもてたらイ・ジウンちゃん29歳なの！？！？ほえー、さすが見た目で年齢がわからないわたしさすがっすねーー。若くてどうしようもない母親に見えたもの。きっとおっぱいもあげてなかったんだろうな。あの死産した夫婦の妻が、恐らく張ってくるしいであろうおっぱいをこれから買おうとする赤子に吸わせる場面が印象的だった。彼女はおっぱいをあげなかったんだろうな。なぜ彼女がベイビーボックスに赤子を入れずにその前の床に直接置いて去ったのか、ちょっぴり悩んだんだけど、それも結局「わからなかった」からなんだろうなって絶望した。無知は罪。わたしは育てられないなら産まない方がいいと思う派だし中絶だって躊躇わない派なので彼女の言い分にはぜんぜん頷けないんだけど、それでも生まれてきた赤子はすべからく*2祝福されるべきだから。
・見たドラマ
「明日、私は誰かのカノジョ」藤原樹くんのはるぴが動機で見始めたんだけどホスト編の楓つんに全部持ってかれたーーー（大の字）あんなの患うしかない。萌ちゃんがちゃんと前を向けるようになったのほんとうにほんとうによかった。役作りで原作を忠実に再現したと評判の高かった箭内夢菜ちゃん新境地だったのでは。しごでき楓つん怖くて怖くて震えた。わたしもホストクラブに行ってちやほやされたーーい。
「マイファミリー」
「持続可能な恋ですか？」恋する子持ち新パパ田中圭ちゃんよかったです。田中圭ちゃんが樹里ちゃんのことをすきになるのは納得しかないんだけど、その逆がよくわかんなくて、え、ほんとにこのひとでいいんです...？わたしはすきだけどさぁ、って悶々としちゃった。そして虹郎、きみはそれでええんかい、ともなったよね。颯のスパダリっぷりにもしかしてこれ田中圭ちゃんが振られちゃうパターンとかあったりする？？ってハラハラしちゃったけど、ちゃんと颯が当て馬としてまっとうしてくれて感謝してる。っていうくらい田中圭ちゃんの説得力がなかったのよ、わたしはすきだけどさ！！！
「正直不動産」久しぶりのドラマの山下さんやっぱり素敵でときめいた。いっちーもカッコいいし（大河でもご活躍のご様子）山下さんにはどうかしあわせになってほしい。
「元彼の遺言状」原作既読派だったのでまさか最初の2話でタイトル分回収するとおもわなくてそれが一番のビックリだったねｗｗｗ鎌倉殿と並走したのでまじで大泉洋に振り回されたクールでした。鎌倉殿めちゃくちゃおもしろくてとっても楽しんでる。
「インビジブル」いやあつまんなかったね...。わたしの高橋一生くん返して。
「未来への10カウント」まだ最後まで見られてないんだけどなんとか完走したい。
「クロステイル～探偵教室～」途中で石田卓也くん出てきてめちゃくちゃビックリした＼(^o^)／出るなんて聞いてないんだけどーー！！！！！10億年ぶりに地上波ドラマで姿見られてめちゃくちゃ感動した。
「パンドラの果実」いやあ（以下略
「先生のお取り寄せ」よい北村有起哉だった。神尾風珠くんの使われ方が贅沢すぎて。
「17才の帝国」これはいい神尾風珠。わたしあの自分の感情の赴くままに暴走する女子がこの上なく苦手なんだよね。きっともっとうまくいったはずの真木くんの政治をもっともっと見たかった。若い力がこの国をよくしていくんだという希望が見たかった。それなのに愛だとか恋だとかですべてをぶっ壊すのもやぶさかではないみたいなそんな若気の至りみたいな若者の無謀さを許容はできないな。大人だからかな。
「踊り場にて」第33回フジテレビヤングシナリオ大賞受賞作を映像化したもの見ました。とてもよいものを見れた。過剰なお芝居がなくてその分深い余韻。瀧本美織ちゃんがすてきな先生だった。クラシックバレエとバレーボール。高校生たちもみんな芸達者で輝いてたな。まぶしーー。青木柚くん。
・服のミニマル化
この夏はもう服を買わなくてもいいはずだったのに、ついうっかりセールで買ってしまったやつ。ベージュのニットベストとマルチストライプのロングスカート。とても可愛いのでこの夏はお出かけは全部コレの予定。やっぱり持ってる夏服が太ってた時に買ったやつでサイズがデカイのが気に入らないんだよね。あと、ネットではもう服は買わないと心に誓ったはずなのにどうしてもほしくなってポチったペプラムの白いトップスがあるんだけど案の定しっくりこなくてまだ一回も着てないので死刑です（画像はない
