茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

2025年4月号

・読んだ本

白井智之「ぼくは化け物きみは怪物」(31)
ミステリランキング本を読もうキャンペーン。これは良きミステリ...!しかし難解なミステリ。解説のほしいものがある。「モーティリアンの手首」は理解することを諦めた\(^o^)/

島本理生「天使は見えないから、描かない」(32)
生理的に無理な恋愛なんだけど、最後まで読まされた。気持ちはわかるけどさあ。わたしは萌みたいにちゃんと受け止められるかな、いや、無理だろうな。結婚生活も満たされなくて、両親とも気が合わないのは不幸だけど、こういう親友がいることで帳消しになるのほんとにズルいしうらやましい。ええな。でも18歳年上の父親の弟との恋愛は無理です。

恩田陸「spring」(33)
本屋大賞ノミネート作品を読もうキャンペーン。天才という神々の遊び。なんかこんなの前にも読んだなとおもたけどたぶんそれ「蜂蜜と遠雷」(ピアノ)。出てくる曲名を検索して動画を流しながら読んでたけど「ボレロ」が一番はかどった。ところであなたの「ボレロ」はどこから?わたしはベルばらです。

伊坂幸太郎「楽園の楽園」(34)
いつか人類も自然に淘汰されていくのだ。もしくは自滅。この伊坂さんは何章目の伊坂さんなんだろう。

青柳碧人「令和忍法帖」(35)
現代で暗躍する忍者って映画「アンダー・ニンジャ」もあったけど流行ってるのかな。今回は甲賀忍者が主人公なのでよかったです()あと、3億円事件の新説(?)もたのしかったです。まあわたしにとって3億円事件は映画「初恋」が事実なので...。

原田ひ香「月収」(36)
女性が主人公のお金にまつわる連作短編集。月収4万円でどうやって暮らせというのか...と天を仰ぎたくなったけど他人ごとではない。家土地があるという安心感。年寄こそ持ち家が大事なんじゃないのやっぱり。富豪の彼女の、せっかく大事にしてきた夫との思い出が、一つの事実によってぶち壊しになったことに対する絶望が悲しくてやりきれなくて。しかもとびきり若いわけではない、彼が出会った時の自分と同じ年齢の女。これは...つらい...むごい...お金があってもしあわせじゃないバージョンの説得力。でもわたしはお金がほしいです(だいなし

伊吹亜門「路地裏の二・二十六」(37)
ずいぶんと硬派なものが出来上がったなという感想。相関が難しいパターンのやつで、登場人物の自分メモ必須なやつ。がんばれわたしの灰色の脳細胞。

湊かなえ「C線上のアリア」(38)
介護ミステリとはなんぞ...!いびってくる姑を介護する嫁の苦労がくるしい。国民総介護の時代が来るのではないかとふるえる。そんな世界から早く退場したい。認知を手放したときにうっかり何かを口走ってしまってこまるようなことあるかな、って考えてみたけど特にないかな。いや、どうだろう。刑事事件になるようなことはないだろうからたぶんだいじょうぶ。早く退場したい。

青柳碧人オール電化雨月物語」(39)
雨月物語を知らないのでおもしろさが半減してる気がするくやしい!

加藤シゲアキミアキス・シンフォニー」(40)
ネットで知り合った人と同性だからってホイホイ会いに行っちゃだめだよぅ><という感想です。好きになれないなあとおもった子がまさかの主人公だとわかった時が一番のビックリでした。この「愛」を知りたいという主人公の危うさがどうにも受け入れがたかった。お寿司たべたい。

宮島未奈「婚活マエストロ」(41)
お見合いとか婚活パーティーとかマッチングアプリを経験したい人生だった。知らない世界すぎるので興味津々なんだけど、コミュ障には厳しい世界だよね、一歩が出なさすぎるのが想像にかたくない。阿部寛のホームページでゲラゲラ笑っちゃった。おもしろかったです。

 

・観た映画

「片思い世界」
ネタバレ回避した世界に感謝ーー!めちゃくちゃ泣きました。終わってからもずっと涙がポロポロ出てきてほんとに困った。亡くなった時に幼かった三人が、三人でなんとか生活してきたという事実に胸がいっぱいになって、寒さに震えて橋の下で何かを食べてる三人の姿とか、制服が汚れていくままに髪がごわごわになっていくままに街をさまよったであろう三人の12年間に、なんとか生活を立て直し、ちゃんと生活してきた三人の来し方に、涙が止まりませんでした。一人ぼっちで、お風呂にも入らなくて、ご飯も食べなくて、洗濯もしなくて、生活をしてこなかった「幽霊」なら、きっと髪も伸びるままで、白い服なんか着ちゃって、生きてる人を見かけたら恨みを発動しちゃうかもしれないというセリフに胸がふさがる。その生活がいつまで続くのか、いつか年老いてふたたび死を迎えるのかとおもうと、三人が三人でほんとうによかったなとおもうけど、舞台挨拶(中継)で坂元さんが言われてた、みなさんの亡くなっただいじなひともこんなふうに生活してるのだと思えるライフハックだとおもってもらえればという言葉に、ぜんっぜん肯えなくて、どうしてもこの三人だけの世界が素晴らしいものだとは思えなくて、さびしい世界に行かざるを得なかった三人が楽しそうであればあるほど、なんて残酷な世界だろうと涙に暮れる。三人が一緒でほんとうによかったというのは一つの慰めでしかない。横浜流星くんの「べらぼう」の蔦重との振り幅がすごかった。

「アマチュア
楽しいエンタメ映画でした。ピッキング動画を音声付きで再生しながら錠破りしようとするの無茶だろwwwって全員がツッコんだ場面でわたしもツッコんだ。しかし最後の音楽が不穏すぎて、このままやっぱりこのひとはなきものにされてしまうんじゃないかってずっとひやひやしたので、なにごともなく終わったよかったけどめちゃくちゃ疲弊した。分かりやすいハッピーエンドにしてくれ...。