茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

2020年2月・3月号

・読んだ本

方丈貴恵「時空旅行者の砂時計」(5)

西澤保彦「逢魔が刻」腕抜探偵リブート(6)

髙村薫「我らが少女A」(7)

小川哲「嘘と正典」(8)

葉真中顕「W県警の悲劇」(9)

葉真中顕「Blue」(10)

若竹七海「悪いうさぎ」再(11)

長岡弘樹「風間教場」(12)

若竹七海「不穏な眠り」(13)

 

・映画「AIの崩壊」

いろいろひどかったです。理系サッパリワカリマセンわたしでも、あのAIのカメラにプログラムの文字列を見せるだけですべてが解決してしまうのはいったいどういうことなのだと納得がいかなかったし、カメラに見張られまくった世界であることが前提としてあるはずなのにあんまりにも無防備にかつ大勢の前で自らの犯行を告白してしまうというその迂闊さというかキャラ的にそれはないわーっていうのとか、義兄弟の電話での会話を盗聴したらば彼が犯人ではないことがわかるのにそのことについて誰も疑問におもわなかったことが不自然だしあの時点で彼が怪しいって分かっちゃったよね。クレジット的にはとてもいい役をもらったな!って感動しました(立ち位置)爽やかを封印した岩ちゃんもとてもよかったよ~いつ見てもいい富士額ですね^^

・映画「パラサイト」

なるほど観た後にいろいろとものを言いたくなる映画ではありました。あのエンディング、わたしには絶望だった。能力があっても就職する機会を得られないという現実が苦しい。地下からの助けてという言葉は届かなかったことの救いのなさ。恐らく一生消えない誕生日のトラウマ。兄が父に対して終始敬語だった。無職で役に立たない父親でも尊敬するきもちは失われないものなのか。えらいね。災害の際に自分なら自宅から何を持ち出すだろう。もしかしたら何もないかも。死んだら一緒に焼いてほしいものってことだよね。なんだろう。やっぱりなにもないかも。冷蔵庫の中の缶ビールでも飲むかな。

・ドラマ「貴族誕生 -PRINCE OF LEGEND-」

映画公開前にドラマ版履修しましたー。なるほどこないだのイベントレポでのあれこれが腑に落ちました。特にタイガー。なるほど。ランペちゃん4人組のお芝居だけじゃっかん浮いてた(ストーリー的にも)けどこれは映画ではしっくりくるんだよね・・・?(たぶん北ちゃんのお仕事)竜ちゃんの拗ねてるお芝居がこしょばゆくて見てる間ずっと様子がおかしかったです(わたしが)というわけで映画観に行くことになりました。

・ドラマ「HiGH&LOW THE WORST EPISODE.O」

そしてようやくエピソードゼロも履修しました~。ドラマから映画への流れが素晴らしくてこれは一刻も早くザワの映画を見なくてはならねばという気持ちになったところに、え・・・ザワの円盤がまだこの世にない・・・?という絶望を味わいました。ザワの円盤はよ。いったい何をもったいぶってるの。おじいちゃん子のふじおめちゃくちゃかわいかったのでわたしもよしよししてあげたい。おまえは一人では何にもできないのかっていろんなセリフがブーメランになって滅多打ちにされてる司もかわいそうだった。でもふじおとのあの雨の中でのタイマンシーンはどうしてもネコパンチにしか見えなくて*1おもわず「にゃー!」ってアテレコしてふんたんに叱られましたごめん。轟一派の放送室の様子とかもちゃんと見られたし、全日と定時が分かたれた経緯というのもちょっとまだ完全には納得できてないけどお話の筋としては理解できたから、これでもうザワを見る準備は万全なのよ。今よ、今こそザワを見るべきなのよ!!!!!なのでほんとにまじではよザワの円盤をお願いします。なによりも一番は、最初からふじおをアタマとして迎え入れることしか考えていなかった司の態度に納得いかなかったのが、実は村山さんの「一番に挑んで負けた末の二番手と、最初から勝てないとあきらめてその位置に甘んじてる二番手じゃ全然ちがう」的なアドバイスがあったという事実によってぜんぜん違う風景になるからほんとにこのドラマ→映画の流れがドラマティック。映画だけでも楽しめるけどでもその見てる風景がガラッと変わるよ、って映画未見の頃のわたしに言うてあげたい。司にあったふじおへの執着と、タイマン後の憑き物がおちたかのようにすっきりとした表情が、あのザワでの帰還した王への態度につながるのかとおもうとめちゃくちゃ滾るので円盤はよ。*2

 

・ドラマスペシャル「微笑む人」

・ドラマ「ハムラアキ~世界で最も不運な探偵~」

今期イチオシのだいすきドラマです!ってめちゃくちゃ楽しんでたんだけど最後あたりで失速してしまった感が否めなくてとてもとてももったいなかった。間宮くんのオリジナルキャラクタもそいういう設定なのかって原作既読派にとってもたのしめたし、やっぱりなんといってもハムラアキラのビジュアルがすんばらしかったです。*3ただあれだけですべてをチャラにするにはちょっと無理がありすぎた。特にあの「黒いうさぎ」の3回はもったいなかった。やっぱり時代が変わってしまったせいもあるだろうけど、ガラケーを持つ女子高生っていうのは無理があった。女子高生たちの友情とか、生死を彷徨ったハムラさんのトラウマとか、わが子を手にかけてしまった父親の苦悩とか、それを知ってしまった母親の絶望とか、なんかどれもこれも中途半端で安っぽかった。三話のボリュームが冗長に感じてしまうってどういうことなの。階段に人感ライトつけたのめちゃくちゃ伏線なのにライトが点灯して誰が来たのかなってチラッと外をうかがっただけで誰もいなからネコじゃないってうっかり不審者に殴られて拉致されるのそれは「世界で最も不運」とかじゃなくてただのボンクラな探偵ってことだからーーー!!!!ハムラさんて探偵としては優秀じゃなかったっけ・・・いや、優秀じゃないからそういう「不運」な状況に陥るんだっけ、いや待って、毎回大けがしたりするのってそれって「不運」のせいにしていいの??探偵としての素質のもんだいじゃないの??????ってめちゃくちゃ気になるのでこれもまた再読の旅に出なければならない。っていうかわたしはハムラさんと20年くらいの付き合いになるはずなのにずっと「ハムラアキ」だと思ってたので叱られていい。ごめん。→再読しました。なんつーか、葉村さんはちゃんと不運な人だった。不運だしお人よしだしだから厄介ごとに自分で巻き込まれて行ってる感じなんだよね。でも探偵としてはちゃんとしてて、最後に廃トラックに閉じ込められちゃうのはそれまでの凄腕探偵なワタクシにあった慢心のせいで、そのことを彼女は心の底から悔やむのだ。そして数日間閉じ込められるということは、己の排泄物と共に過ごさなければならなかったということで、ドラマではそのあたりが綺麗に描かれててそのせいで彼女のトラウマの深さも伝わりにくかったんじゃないかな。ただ暗闇が怖いんじゃない。彼女の親友が結婚詐欺に合うエピソードはまるっとなくなってたことを知ったけど、まあそれは致し方なし。親友の代わりにあの常連客の面々が登場したんだよね。あと、間宮くんの役はやっぱりオリジナルとしては秀逸だったかな。

 ・ドラマスペシャル「不協和音 炎の刑事 VS 氷の検事」

 よきバディだったのでぜひ連ドラ化!!!

・「あと3回、君に会える」

髪の短い山本美月ちゃんがとてもかわいかった~~~♡役もとてもかわいくてこれは山本美月ちゃんをすきになるドラマだった。ごーどんくんははじめまして。はじめてのひとは新鮮。当て馬でしかないと思われた工藤阿須賀がとってもよかったなー。映像の色味もとても好みだったし、いいもの見れたなーってホクホクした。

 

・見たいもの

「僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46」  

 公開が伸びてしまってざんねん。今のところ地元での公開がないので人権がないファンです。わたしの聞きたい言葉が聞けたらいいなあ。

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www.youtube.com

「さんかく窓の外側は夜」

ゆりなちゃん関係が一気に解禁になってなかなか咀嚼できてなくて丸飲みしてるんだけどとりあえず見たことのないゆりなちゃんが見られるってことがわかってとってもうれしい。ただの「平手友梨奈」が見られるのうれしい。わたしたちの知らないところでずっと前から大人たちの話は進められていたんだなあって分かるのはちょっとおもうところがあったりなかったりだけど、変わらずに芸能界にいてくれるのはほんとにうれしいなあ。

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・DVD

「かぐや様に告らせたい」

EDで流れたKOIWAZURAIにきゅーんってなりました。ときめきのアイドルソング。平野くんはガタイが想像以上にゴツいのがギャップ。環奈ちゃんの声の渋さもギャップだよね。橋本さん役の人の声に度肝抜かれたけどめちゃくちゃかわいくてお芝居上手だった~かわいい~~キンプリちゃん最近ご無沙汰だけど元気にしてるのかな。

「チア男子!!」

ランペの翔吾くんが出演してると聞いて張り切って見ましたー。翔吾くんのくしゃくしゃの笑顔がとっても素敵で翔吾くんのいいところが遺憾なく発揮されててこれは翔吾くんの正しい使い方すぎる・・・と悔しいくらい。わたしのかずまが内部仕事しかしてないことに悶々とする日々なので、こうやってオーディションで外部仕事をつかんできてるのすごいなーって。流星くんと同級生なエピソードも映画を彩ってるし、ランペちゃんとしての挫折の経験が射止めた役だっていうのはキャッチーだし、いいお仕事だなーーーってしみじみしみじみ羨ましいです。

news.mynavi.jp

  

「九月の恋と出会うまで」

高橋一生くん主演映画を今さらながらに見ました。松尾由美さんが原作なのか!なるほどな設定でめちゃくちゃ納得した。松尾さんなら仕方ない。恋するふたりは可愛かったです。

 

・買ったもの

「プラスアクト2020年4月号」

プリレジェと貴族とザワの撮影時系列を知りたいと思ってたのでそれが分かって良かったです。2018年1月~4月プリレジェドラマ・映画→2018年9月~10月ザワ→一週間足らずで貴族映画→一年くらいあいて(2019年秋ごろ?)貴族ドラマ。なるほど。プリレジェとザワと貴族が一年の間の出来事なんて川村壱馬激動すぎない???そして貴族ドラマだけが一年くらいのブランクがあって、そりゃちょっと作品的につながらなくてもしょうがないわよね~~「通りすがりの川村壱馬」ってめちゃくちゃツボにはまったw誰が通りすがりの川村壱馬やと、ってセルフつっこみするかずまがすきです(まがお)だいじなのはプリレジェと貴族の間にザワがあったってことで、ザワによっていろんな変化が彼の中で起きたであろうことは想像に難くなく、それが誰の目にも明らかなのが彼の役者としての可能性が無限に広がってることの証左だとおもうし、なので早く次の(できれば外部仕事の)お芝居プリーズ。ってファンなので強欲におもってしまうけど、それを嗜めるようなお言葉がザワのあの三人組*4からもたらされたことに胸を衝かれました。*5かずまがザワに出会えたのはきっとこの先の全ての礎になると信じてるから、だからやっぱりわたしは早くかずまの次のお芝居が見たいです。舞台にも色気を見せてるあたり、野望を隠さない子はだいすきなのでさらにすきが高まる。彼が、会社は自分のことを大事に考えてくれているのを感じる、って言ってるのを信じたい。*6

あと、「不協和音」の田中圭中村倫也兄弟のインタビューで、田中圭ちゃんがこの作品のために髪を切ったのだと知ってその覚悟におののいた。確かに役としては熱血お兄ちゃんよりもクールな弟のほうがニンだよなとはおもったけど、それでも中村倫也くんとよい対比でさすが田中圭ちゃんだなーとおもったので、彼にはそんな覚悟があったのかと知ってビビったのだ。いつだって余裕綽々に見えるのは努力のたまものなんだってことを忘れないようにしたい。あやのごが出てきた時には嫉妬でメラメラしててテレビに出てるやつみんな敵だっておもってたって話とか、イケメン俳優とかてきとうにラベリングするならそういう仕事をさせてくれよってずっとおもってたって話とか、知ってるけど改めて文字にするとだいぶ屈託を抱えておりましたねおにいさん、ってほほえましい(?)し、タブーのないひとだなーってやっぱり笑っちゃう。一番おもしろかったのは、中村倫也くんのことをインタビュアーのひとが「中村さんはクールですよね」って言われたことに対して「あれはクールなんですか」って返すところですwwwクールとは。世の中のひとにてきとうにいい加減なことを言われることにほとほと嫌気がさしてるんだろうなとは感じられるので、どうかこれからもよい作品に出てくれたらナーと祈ってます。連ドラが特にすきって言ってるからわたしと気が合うとおもうの♡

 

*1:だいたいわたしはほくちゃんを動きのおかしな人と認識しすぎなきらいがありすぎ。反省して。

*2:ハイローのBL論おもしろいけどわたしはやっぱりザワを通してしかハイローを見られないので、あとどうしても入口が轟くんだったのでそこが外せないのはしょうがないけど、ドラマと映画を通してみると何よりも司とふじおの関係性がスーパードラマティックで一番感動する。幼馴染の友情というものが共通のテーマかとおもわれるハイローの世界で轟くんと小田島くんはほんの少しすれ違っただけなのにずいぶんと濃厚なドラマを見せてくれてその刹那の物語に大いに惹かれたのだけれども。それはふじおとサッチーの関係と同じで、きっとこれから先も続いていくかもしれない(あくまでも希望的予想)関係の始まりをわれわれは目撃したのだ。あの日の河原での対決とあの日の絶望団地での共闘。あれは歴史の始まりとその次の一歩だったのだ。

*3:どれだけすきかというと、シシドカフカの真似をしたくてユニクロの春物メンズのオーバーサイズTシャツをサイズ違いで二枚も買いました。白いやつ。だぶだぶで着るのをとても楽しみにしている。黒いナイロンリュックもちょっと欲しい。ちなみにランペちゃんライブGOTR「Fandango」のかずまごっこもしたい。ぶかぶかのお洋服の中を泳いでるかずまがめちゃくちゃすきです。ほら最近は黒いタイトなパンツスタイルが多いから・・・

*4:かずまの部屋に遊びに行ったという志尊くんと前田公輝くんと塩野くん

*5:芝居は作品の数じゃない、本当に素敵な作品に出会えるかどうかだから。

*6:ほんまに?ほんまに??ほんまに????ってわたしは信じられないけどネ!