茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

2020年4月号

・読んだ本

近藤史恵歌舞伎座の怪紳士」(14)

村田沙耶香「丸の内魔法少女ラクリーナ」(15)

めちゃくちゃおもしろかったー!表題作でゲラゲラ大笑いしたとおもたら続く2編でさいこうにモヤモヤするものを抱えさせられ、そして最終編でうすら寒い想いをさせられてまさにジェットコースターのようで楽しかったです。なるほどこれが村田ワールド。恐ろしいな。ショートショートっぽい設定がだいすき(例:三崎亜紀)なので「無性教室」なんかすっごいわくわくしたんだけどジェンダーにとらわれずに生きて行くには世の中はまだ未成熟だと思わされたりなどしてもうこの世の中には「怒る」という感情すら存在しないのかと絶望のどんぞこに突き落とされること間違いなしなのでほんとに酷い一冊でした(褒めてる

相沢沙呼「medium」(16)

このミス1位、文春5位、本ミス1位、本屋大賞6位という話題の作品でしたが、なるほどみんながやられたポイントはわかるけど、そこに至るまでの文章がどうにもこうにも苦痛でそれがエンディングのカタルシスで帳消しにならないところが敗因だと思われます。これはかの「イニシエーションラブ」と同じタイプですね・・・そこにたどり着くまでが酷く困難な道のりであった・・・ビジュアルを前面に出すキャラクタが苦手なんだけど、それに加えてなんかあははうふふ的な惚れた腫れたの描写がほんとにしんどくて・・・あとこれは校正の人に聞きたいんだけどP150の「(自分たち以外に客はいなくて)耳につくのは穏やかな曲調のBGMだけだ」の「耳につく」って合ってるんですか?「耳につく」って耳障りで不快な時に使う言葉だと思うんだけどこの場でその言葉は違和感が。あとは「化粧」と「メイク」を並べて使うのってどんな意味があるんだろ。「化粧が崩れているせいか、(略)メイクを失敗した顔に見えて」って違和感しかなくておかげで化粧がどうしたんだいったい、っておもうきっかけにはなりました。もしかしてそういう伏線だったの・・・?だとしたらとんだ言いがかりで申し訳ないです。  

 

・買ったもの

じゃらん2020年5月号」

関東・東北 5月号東海 5月・6月号関西・中国・四国 5月号九州 5月号f:id:cha_pi:20200501231303p:plain

全国各版とローソン限定版と4バージョンも!ありがたいー!ネットでは早々に売り切れてしまったので手元には地元版しかないです・・・かずまさんの身長詐欺がきになってしかたないです・・・かわいいね・・・

「mini2020年5月号」

新曲が年上の女性への恋模様を歌った楽曲であることを知った。へー。かずまには年上女にこっぴどく振られてトラウマ抱えていきていってほしい・・・(ひどい)それを癒すのもまた年上女なのよ・・・フフ・・・(逃げて)なのでそういうお題があったQ&Aですけれども、みんな軒並み年上女をすきなったことがある!って答えてて、なにこれわたしへのサービス問題??って心ときめきました(キュン)ありがとうみんなー!しかし年上女に包容力を求めてるあたりがまだまだよのうって遠い目になるわ・・・女はいくつだろうと女なのよ・・・フッ・・・あとオムライス作ったら喜んでくれるのチョロい。任せて。自らを恋愛は肉食って言っちゃう翔吾くんとりくちゃんといっちゃんにときめく。りくちゃんたら肉食なの、あら、そう、フフフ・・・(全力で逃げて)しかし龍拓のふたりには肉食のなんたるかを教えてあげなくてはいけない気がするのでちょっとこっちにきて座って(やっぱり逃げて)メンバーで誰が一番モテるかって質問にかずまかっこいいって答えたまこちゃんはなにそれはビジネスランペイジですか!!!!!おまえ正気か???????って詰め寄りたいのでやっぱり逃げてください。

「月刊EXILE2020年6月号」

さすがお抱え雑誌だけあってお写真がさいこうにクールです。かっこいい!こういうのポスターにほしいんですけど、売ってくれないんですかね・・・*1王の王っぷりがたまらんとです。でもわたしはおでこみせてほしい派です。なんならふじおのオールバックがいいです。ふじおは今どこにいますか元気ですか(ザワの円盤はよ・・・!

「B-PASS2020年6月号」

「NYLON JAPAN2020年6月号」

www.youtube.com

新曲リリースに伴って8日間耐久お当番スタライの最終日のかずまに見事にしてやられたので今とても愛しさがあふれていておかげ様でばんばん雑誌を買いました。音楽番組の露出がなくてもこうやって姿が見られるのとてもありがたくてしあわせですね。すきという想いを噛みしめてます。 

お当番スタライのことは、彼にあんなことを言わせたひとたちはみんな反省しろばかものっておもってるし、たぶん彼が一番傷ついたんだろうなとは思うけれども、わたしのすきな人が何もおもわないわけがなくて、でもそのことをなにひとつ表に出すことなくいつもと同じようにいてくれる様子が逆に悔しくて哀しくて腹立たしくて、なぜ黙っていられないのかとあの時このことについて言葉を発した人たち全てを憎んでいる。黙れ。引き合いに出して申し訳ないけどゆりなちゃんは真ん中に立つことについては誰も異論はなくてただ駄々っ子のように「気に喰わない」って感情を持て余すしかなかった人たちが地団駄を踏んでた結果のあれこれだったと思う。そういう人はたぶん空が青いことも海が青いことも地球が自転してることも春の次は夏だってことも気に喰わないんだよ。理屈じゃなくて感情の問題。それはしょうがない。各々が各々で解決するべき問題。気に入らない対象に文句を言ったところでなにも解決されない。ゆりなちゃんは欅のまぎれもないセンターで、物語の主人公だった。でも、じゃあ、かずまは?彼に有無を言わせないカリスマ性はある?彼を憎むひとたちはただ癇癪を起して大の字に転がって気に喰わないんだって言ってるの?それはちょっと違うなあっておもう。わたしをしてもなぜかずまがセンターに位置することになったんだろうって腑に落ちずにいるから、何かしらの大人の事情を邪推する人の数は少なくないんだろう。有無を言わせない強さが少し足りない。少し、というのはわたしがファンだから。たぶんその隙の多さが彼を攻撃する人間の多さなんだと思う。わたしに言わせればそんなのしゃらくせえでしかないんだけれども。作品から降りた場所での彼がどれだけ酷い人間であってもそれは作品に何の関係もないしなんの影響もない。わたしは舞台から下りたアイドルが腹黒であればあるほど燃え上がる人間なのでそう思うだけなのかもしれないけど、それだけの黒いものを抱えた人間が舞台の上で完璧な「商品」となっているのってすばらしいことじゃない?「あなたが選ばなかったからといってその「商品」は傷付かないが、あなたが発した言葉は彼には通じているのだ。彼は無機物ではない。取捨選択は自由だ。

 

・見たもの

万引き家族

「紅ゆずる1st CONCERT 紅-ing!」

スカステ無料放送期間中に含まれていたのでありがたく視聴しました。わが贔屓のアウェー感たるや。みやさま絡みなんだろうなと推察するのも腹立たしく、あまり言及してはいけないなと自重します。OGのみなさまが卒業後にこうやって一堂に会しありし日の思い出などを振り返りつつファンのためにというお題目の元繰り広げられたパフォーマンスというのは、界隈を脱した身から見るとひどく滑稽でなるほどかの国ではかように洗脳されていたのだなと冷静におのれを振り返ることが出来ました。正気に戻ってはいけない。いや、正気に戻ってからいかに生きていくかが問題なんだとおもいます。内輪でただ楽しくやるだけなら、卒業の意味とは?地上に降りて、さて、どう生きていくか。宝塚という特殊なカテゴリから脱して、どうやって生きていくのか。宝塚がいかに特殊であったのかを思い知らされた気がします。狂気の沙汰だったんだなって。

花より男子」(2019年花組

正気に戻ったわたしですが、れーちゃんのことは応援したいです。新人類っていう言葉が浮かぶ。花男はドラマもだいすきだったけど、どうしても最初のF4のいじめの部分が許容できなくて、そんなことをする人間をすきになることができるの????って引っかかってしまう。あのエピソード、必要?王様だった俺様が庶民の女の子に出会って、思い通りにならないことにもどかしくおもいながらも人を愛していくさまを描くのに、あんな冷酷無比なエピソードがどうしても必要だったのかな・・・人間として未熟だった傲慢な人間が愛を知ることによって成長していく様子を表すのにあれが適切であったとはおもえなくてやっぱりもんよりとしてしまう。いじめは見て見ぬふりをしてる人間も同罪です。れーちゃんの前途は多難だろうけど(前途が多難でないトップさんなんていないとおもってる)でもいつかわたしもれーちゃんに会いたいっておもってる。どうかその御世に幸あれと願ってます。いざ花組*2

「ドラマ仁」

こいすけ出演ドラマの!再放送が!!解禁です!!!ビバ!!!!!!!!!これは禊がすんだということでしょうか。ファンなのであまあまの見方しかできないけど、でも戻ってきてくれたらとてもうれしい。わたしは彼のことがだいすきだし、そのお芝居を見たいと思う。ゆるさないと言うひとたちにはわたしも一緒になって謝りたい。謝って許してくれるなら。どうか彼がたくさんの人の前でお芝居をしても許してくれますように。

たたら侍

なるほど橋爪遼くんが不祥事を起こして公開数日にして上映が終了し、その後彼の出演部分をカットした円盤が発売されたもののオリジナル映像は完全お蔵入りとなった作品ですね。今回そのオリジナル映像が公開されたということで視聴しました。彼の出演部分はそんなに多くはなく、重要な役どころでもなく、出番をカットされたバージョンでもなんら差支えはなかったと思います。でも、LDHが渾身の想いを込めてこの作品を世に出したであろうことは想像に難くなく、その意気込みからしてこういう結果になってしまったことの罪は重く、そのことが彼をこちら側に引き戻す枷となりえなかったことは残念でなりません。これが彼の最後の姿になるのかなという感慨はありましたが、ここでシャットダウンしてしまう人生というものに納得がいかなくて、それはわたしだけが持つ感情なのかもしれないけど、彼が同じようにおもってくれなかったことがほんとうに残念でかなしいです。わたしはもっと彼のお芝居が見たかった。*3 

*1:我が家の額縁、そろそろ入れ替えたいんですけども・・・

*2:わたしは今世紀に入って花組さんを一度も観ていません。

*3:あなたの橋爪遼くんはどこから?わたしは「シバトラ」から。