茶の間でおま。

本とかテレビとかすきなものたち。

2021年9月号

・読んだ本

鈴木亮平の中学英語で世界一周」(70)
わたし、典型的な読み書きは出来るけどコミュニケーションが一切取れないという「英語が苦手な日本人」なので、まさに彼の言うとおりすぎてがくがく頷きながら読みました。特に、単語が出てこなくても簡単な知ってる言葉に言い換えればいいというところ。わたしも英語が話せるようになりたくて10代で短期ホームステイに行ったけどまじでなにひとつ話せないままなのでたぶんDNA的にむりなのよって諦めたし学習熱も冷めた。募るばかりのコンプレックスwあー、まさに典型的だなー。お恥ずかしい。出てくる英文は全部声に出して読んでみた。読みやすくておもしろかったんだけど一番は映画について聞くという章で「自分が主演した映画のことをさりげなくアピールしたい時の会話」というのが二ッチすぎてゲラゲラわらいました。

柚月裕子「凶犬の眼」再(71)
出てくるヤクザがどうしても鈴木亮平くんで再現されてしまうので困った。だってもう上林くんは死んでしまってるじゃない...!

伊岡瞬「仮面」(72)
初読み作家さん。おもしろかったんだけど終盤あたりで明らかになる犯人兄弟が浅薄すぎて醒めてしまったのざんねん。おしゃべりな犯人はこのみじゃないのよ...

伊岡瞬「本性」(73)
いくつもの事件がひとつのピースに嵌まっていくのを見るんだなっていうのは二章目くらいからわかるのでわくわくしたし、おばあちゃんだとおもてた人がおっさんだと分かった時には声がでるくらいおもしろかったです。でもこれも犯人が饒舌すぎるのよ。ただ事実だけが提示されていった結果壮大な物語が織り上げられるのをわたしは知ってるから(例:「白夜行」)

雫井脩介「霧をはらう」(74)
無罪判決が出たところでは声が出ました。おもしろかった。うまくいかないかのように思われた裁判がちゃんと正しく結審したことにホッとした。

司馬遼太郎燃えよ剣」(75)
映画のファンとしての役作りとして原作読みました。幕末ってぼんやりとしか認識してなかったからこうやって改めてちゃんと勉強できたのよかったです。こないだ観たるろ剣の記憶も新しいので、斎藤一さん(江口洋介)だ!とか桂小五郎高橋一生くん)だ!とか沖田総司(虹郎くん)だ!とか思いながら読みました。山南さんは堺雅人だよね。*1近藤さんが立身出世したことに浮かれポンチで自滅していくのつらかった...(鈴木亮平くんファンなので)青春だったなーって病床でわらう沖田くんが印象的だった。あと覚悟を決めた土方さんの最期の名乗りも感動的だった。映画たのしみ。

今村昌弘「兇人邸の殺人」(76)
屍人荘から続くシリーズ3作目。もちろん詳細ははるか忘却の彼方なので最後の最後に「重元さん!?」とかビックリ登場されても、は?誰??っていう感想しかなくてすまない...誰...*2今回は重要な人物が序盤くらいで早々に退場してしまうという前二作のアッと驚く仕掛けがなかったのでよかったです。いやちょっと期待してたけど。屍人荘での彼の早期退場は未だに引きずってるようなので意味があったのかなとはおもう。

西澤保彦「スリーピング事故物件」(77)
エロほとんどなしで健全だったけど、老若男女問わないあたりの倫理観欠如っぷりが不健全すぎたwあんたがちゃんとじぶんのすきな人の心を掴んでおかないから、わたしのすきなひとがあんたのすきなひとと不倫する羽目になるんじゃないのばかー死ねーーっていう動機がほんとにひどいけどまあでもきもちはわかる。

相沢沙呼「invert」(78)
今回も主人公が読者をイラっとさせる天才で見事にイライラしながら読んだのですが、いつか彼女の正義を理解できる時がくるのでしょうか...

柚月裕子「月下のサクラ」(79)

伊岡瞬「代償」(80)
ドラマ化されたやつの原作と聞いて。出てくる悪人が子供の時から悪人すぎてその魔の手から逃れられなかった不幸が心の底から怖かったです。どうやったら逃げることが出来たんだろうって考えてしまう。悪魔のような人間に支配された主人公たちがなんとかもがく様はどこか不穏で、一緒に調査してる彼のことでさえ実は裏切ってるんじゃないかと勘繰ってしまうくらいに信じられなかったのがしんどかったです。なんとかハッピーエンドになってよかったけどこれはもしかしたらいやミスエンドなのかもって何度も覚悟したのでほんとに疲労困憊した読書でした。

 

・FC更新しました。

やー、滑り込みでセーフ。もうそろそろわたしを呪いから解放してあげてもいいんじゃなかなっておもったんだけど、そんなのあんまりだあの時のわたしがかわいそうすぎるという気持ちが勝ったので。呪いだなあ。

 

・観た映画

「総理の夫」
だいすきな田中圭ちゃんがやっぱりだいすき~~と大きなスクリーンに映るたびにときめいた。まあいつもの田中圭なんだけどそのいつもの田中圭をブレなく見せてくれるのってすごいことだとおもうのよ。安定感がすごい。そしてすき。田中圭ちゃんがそこにいるだけでコメディとして成立する、という起用理由に肯うしかない。*3あんまりぶりっ子されると引いちゃうけどね(例:あな番)ひよりんはいい具合にとぼけてて苦労知らずの次男坊がなにひとつ屈託を抱えてなさそうなところがファンタジーだよなあとおもうんだけど、そもそも凛子の存在がファンタジーなのでしょうがないです。わたしも凛子に一票を投じたい。この映画に足りないのはキスシーンだという評にわらったけど、たしかにあからさまなラブシーンはなくて、すきなひとのラブシーンが苦手なわたしにとっては僥倖だったんだけどそれでも寝室で寄り添うふたりの姿にきゅんきゅんしたのでそのあたりの塩梅が絶妙だったとおもう。ひよりんの頭の下にすっぽりと収まる凛子の姿。切迫流産で絶対安静を言い渡され、それでも二度目の総理就任の責務に追われて押しつぶされそうになる凛子がひよりんの前で見せた取り乱した姿に胸が痛くなった。ひよりんたすけて。そうか、原作では辞任しなかったのか(もちろん忘れてる)つわりの苦しさや社会で活躍することを両立させることの難しさ。妊娠は病気ではないけれども体は大事にしなければならないし、それまでと同じように生活できるわけじゃないということを妊娠を他人事だとおもうひとたちにもっと知ってもらいたい。映画の凛子は辞任を選んだけれど、それは勇気ある前進であって決してあきらめたわけじゃない。いつだって総理になれる。すごいね。わたしだって凛子の強さに憧れる。強くて美しい総理のいる国に生まれたかった。どこでも寝ちゃうひよりん、なんか見たことのある姿だったw中の人がほんとに寝てたりするんじゃないか疑惑とかあったのおもしろいwあと田中圭ちゃんの無精ひげ姿とかレアすぎて珍しいもんみたっておもたんだけどあれがニセヒゲだと知ってなんかちょっと安心したwわたしヒゲダメ派なので。

 

・見たドラマ

なんと言うても「TOKYO MER」で鈴木亮平くんに出会えたのが夏クール最大の出来事でした。喜多見先生すてきだったなあほわわん。

「TOKYO MER」寛太が出てくるたびに寛太だ!ってなる現象に名前をつけてほしい。

「ボイスⅡ」徹ちゃん退場したあとに古見さんドラマ始まったので、徹ちゃんが高校生に生まれ変わった!とか言われてたのおもしろかった。30歳の増田さんが高校一年生の役とかそれはいくらなんでもさすがに...っておもたけど大人が高校生を演じるドラマだとわかって安心したw

「ハコヅメ」ムロさんと戸田恵梨香ちゃんが並んでるとふふふっておもってしまうのゆるしてほしい。

「プロミス・シンデレラ」登場した時は傲慢で尊大だった高校生が恋に目覚めたらウブだったとかちょっと設定間違ってなくない????っておもってしまったのがわたしの敗因です。だってがんちゃんさんかわいそうやん。

「漂着者」消化不良でおわってしまった。女子高生トリオの一人が途中で変わったのがいちばん怖かった。なに。

「緊急取調室シーズン4」

「ナイト・ドクター」この夏は喜多見チーフにぜんぶ持ってかれたのでごめんな...

「准教授・高槻彰良の推察」これはいい伊野尾ちゃん!

「シェフは名探偵」寛太が出てくるたびに寛太だ!ってなる現象に名前をつけてほしい(二回目

 

*1:でもほかの「新撰組!」のメンバーはぜんぜん覚えてないので、え、オダジョーが斎藤さん???ってWikipedia見ながらいちいちビックリしてる。

*2:屍人荘に出てきた主人公コンビの大学の先輩だって。

*3:わたしは「子育てプレイ」出のファンなので!(マウント)